人民網日本語版 2022年5月19日(木) 21時30分
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中国科学院植物研究所のチームがチベット自治区察隅県で調査を行ったところ、密に生えている高い雲南黄果冷杉の原生林を発見した。
中国科学院植物研究所が18日に明らかにしたところによると、同研究所の郭柯氏のチームがこのほどチベット自治区察隅県で調査を行ったところ、密に生えている高い雲南黄果冷杉の原生林を発見した。ドローンを使った複数回の測量によると、同原生林の林冠の高さは70メートル。うち最も高い雲南黄果冷杉は83.2メートル、胸高直径は207センチメートル。その高さはこれまで報道されていたチベットのブータン白松(76.8メートル)と台湾のタイワンスギ(81−82メートル)を上回り、中国で一番高い木の記録を更新した。科技日報が伝えた。
新たに発見された雲南黄果冷杉の森は、察隅県察隅河両岸の山地及び河谷地带に帯状に分布しており、標高は2300メートル前後。中には多くの国家1級重点保護野生植物の紅豆杉の古樹、それに着生するラン科やシダ類などの植物がある。同エリアにこれほど大きく状態の良い原生林がとどめられているのは、主に優れた気候と地形条件、極めて少ない人類活動のためだ。ここの大量の巨木、群落、生態系には重要な科学研究の価値と保護の意義がある。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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