Record China 2022年5月25日(水) 17時20分
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23日、日本華僑報は「ウクライナの感謝リストにどうして日本の名前がないのか」とする記事を掲載した。
2022年5月23日、日本華僑報は「ウクライナの感謝リストにどうして日本の名前がないのか」とする記事を掲載した。以下はその概要。
ウクライナ外務省が4月25日、ロシアとの紛争の中で支援の手を差し伸べた各国に感謝を示す動画を発表した。そこには米国、英国、イタリア、ドイツ、フランスなどの先進国を含めた31カ国の名前があった一方で日本の名前はなく、日本の政治家や国民が憤りを覚えた。
この件について松野博一官房長官は同26日、軍事方面の支援に対してウクライナが感謝を示したものとの解釈を示し、林芳正外相も松野官房長官の「推察」どおりの説明をウクライナ側から受けた旨を明らかにした。
しかし日本の国民とメディアは納得せず、名を連ねた国の中にはウクライナへの武器提供を拒んだブルガリアやトルコが含まれており、特にトルコはロシアとの友好国であるとの指摘も出された。ウクライナ政府は27日、公式ツイッターアカウントで感謝を示す国のリストに日本を追加したものの、日本人のやるせなさを拭うには至らなかった。
そもそも、ゼレンスキー大統領は銃や大砲、戦車、戦闘機などの支援を望んでいた。一方で日本が施した大部分は後方支援であり、もちろん支援に対しゼレンスキー大統領は感激しただろうが、それよりも先進的な武器や弾薬が欲しかったのは明らかだ。
日本は国家安全保障会議による話し合いを経て、ウクライナに対して防弾チョッキや防寒服などの軍用物資の提供を決めた。しかしウクライナが現状必要としているのは、戦士の手元にすぐ届く銃や弾薬だ。米国や米国を首班とする北大西洋条約機構(NATO)加盟国が続々と大型の武器をウクライナに提供する中で、日本の貢献は気休め程度というのは容易に見て取れる。ウクライナは日本の支援に対し、こんなものかと思っている。だからこそ、ウクライナ外務省が出した感謝国リストに日本の名前がなかったのだ。(翻訳・編集/川尻)
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