今年に入ってからテレビ放送された中国ドラマの中から、国家広播電視総局がこのほど視聴率ランキングを公開した。

国家広播電視総局では2018年から、衛星放送、ケーブルテレビ、IPTVをカバーし、全国約3億のユーザーを対象にした独自の視聴率データ・中国視聴大数据（CVB）を公開している。今月23日、今年放送された中国ドラマの視聴率ランキングが発表され、ハイ・チン（海清）、トン・ヤオ（童瑶）らが出演し、今年3月から放送された「心居」が平均視聴率1．041％で第1位となった。

2位はジョウ・シュン（周迅）、ホアン・レイ（黄磊）の豪華共演も注目された「小敏家」で0．977%。3位はタン・ソンユン（譚松韻）とケニー・リン（林更新）が主演し、4月末にオンエア、今月18日に最終回が放送されたばかりの「請叫我総監」が0．830%で早くもトップ3入り。レイ・ジャーイン（雷佳音）とユエン・チュアン（袁泉）が主演し、クオリティーの高いドラマ作りで人気の正午陽光影視が制作した4位の「相逢時節」を抑えている。

5位はホアン・ジンユー（黄景瑜）とワン・リークン（王麗坤）主演の「三生有幸遇上你」、6位はガオ・ユエンユエン（高圓圓）とチャン・ルーイー（張魯一）主演の「完美伴侶」が登場。7位には19年にクランクアップ後、長らくオンエアが待たれていたヤン・ズー（楊紫）とシャオ・ジャン（肖戦）主演の「余生、請多指教」が入った。

8位はヤン・ヤン（楊洋）とリー・イートン（李一桐）主演の「特戦栄耀」、9位はゴン・ジェン（鞏崢）主演の「運河風流」。10位はウィリアム・フォン（馮紹峰）主演の「山河月明」で、トップ10の中では唯一の時代劇となっている。

それぞれの放送局を見ると、10作品のうち最多は東方衛星テレビで5作品、続いて湖南衛星テレビが3作品、北京衛星テレビが2作品となった。（Mathilda）