ソン・ガンホがカンヌ映画祭で韓国人初の最優秀主演男優賞を受賞、是枝監督は7年前から出演を提案

Record Korea    2022年5月30日(月) 13時10分

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29日、韓国メディア・JTBCは、韓国人俳優ソン・ガンホが現地時間の28日、映画「ベイビー・ブローカー」第75回カンヌ映画祭で最優秀主演男優賞を受賞したと報じた。写真は本作の香港版ポスター。

2022年5月29日、韓国メディア・JTBCは、韓国人俳優ソン・ガンホが28日、映画「ベイビー・ブローカー」第75回カンヌ映画祭で最優秀主演男優賞を受賞したと報じた。これは韓国人男優としては初の快挙であり、主演俳優が受賞するのは「シークレット・サンシャイン」(07年)のチョン・ドヨン以来2度目となる。

本作は「赤ちゃんポスト」をめぐり、赤ん坊を売ろうとする2人の男と、赤ん坊の母親らの旅路を描く人間ドラマで、18年に「万引き家族」でパルムドールを受賞した是枝裕和監督の監督作。

ソンは授賞式で舞台に上がると、「偉大な是枝監督に感謝します」と語り、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジウン(IU)、イ・ジュヨンら共演者への感謝も口にした。そして「2階にいると思いますが、愛する家族と一緒に来た」とし、「大きなプレゼントになったようでうれしいし、受章の栄光と永遠の愛を捧げます」との言葉であいさつを締めたという。

ソンの感謝の言葉を受け、是枝監督も親指を立てて笑顔を返したとのこと。是枝監督はソンの演技について、「普通は何度も芝居を繰り返すと固くなり、新鮮さを失うが、彼の場合は全くそうならなかった。すべての場面を初めてのように演じてくれた」と賛辞を送った。

また韓国・東亜日報は、「是枝監督は以前より、自らソン・ガンホの『大ファン』であると語っており、自身のホームページなどでもソンを絶賛してきた。自身の著書でも、『シークレット・サンシャイン』や『殺人の追憶』などでソンの演技を見て以来、一緒に仕事をしてみたかったと告白していた」と報道。

是枝監督がソンと初めて会ったのは07年の釜山国際映画祭で、監督は当時のインタビューでも「韓国で映画を撮ることになれば、ソン・ガンホと一緒に仕事をしたい」と話していたという。その後15年ごろから釜山国際映画祭などでソンと何度も会う中で、「赤ちゃんポスト」をテーマにした映画への出演を提案。記事は、「この映画はソン・ガンホをきっかけに始まった。是枝監督は10日にソウルで開かれた製作報告会において、『花嫁姿のソン・ガンホが子どもを抱いているシーンがふとアイデアのように思い浮かんだ』と語っている」と報じている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「カッコいい」「ソン・ガンホさん、おめでとう」「すごい。ソン・ガンホの演技は大好き」「ソン・ガンホの演技は、もはや何の欠点もなく自然で完璧」「人口5000万人の小さな半島国家が、世界の文化の中心に何度も立っているのが本当に誇らしい」「韓国は政治以外、すべてに成功してる」など、ソンに対する称賛の声や喜びのコメントが相次いでいる。(翻訳・編集/丸山

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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