Record China 2022年5月31日(火) 10時0分
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中国通信機器大手の華為技術が26日、広東省東莞市でイベントを開き、同社の次世代データセンターの理念と新たな電力供給ソリューションを世界に向けて発表した。
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中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が26日、広東省東莞市でイベントを開き、同社の次世代データセンターの理念と新たな電力供給ソリューション「Power POD3.0」を世界に向けて発表した。中国メディアの経済参考報が30日付で報じた。
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記事によると、同社の上級副総裁でファーウェイデータセンターエネルギー軍団の最高経営責任者(CEO)を務める楊友桂(ヤン・ヨウグイ)氏は基調講演の際、「低炭素、共生」「融合、シンプル」「自動運転」「安全、信頼性」の四つを次世代のデータセンターの特徴として掲げた。
「低炭素、共生」はデータセンターと自然環境の調和の取れた共生を示すもので、資源のグリーン化、高効率な利用、回収の促進を通じて持続可能な発展の実現を目指す。また、構造、電力供給、温度管理のシンプルさを網羅する「融合、シンプル」はデータセンターの形態の進化形式を説明しており、構造に関してはシンプルにすることで、ラック数1000台のデータセンターの建設サイクルを従来の18カ月以上から6~9カ月へと短縮する。
「自動運転」は運用・メンテナンスの管理モデルの再構築であり、運用・メンテナンスの自動化により5分間でラック2000台の巡回検査を完了させる。また、エネルギー効率の自動最適化で140万パターンのアルゴリズムから最適な冷却プランを1分以内に推断し、「冷却」の上を行く「スマート冷却」を目指す。データセンターの質の高い、持続可能な発展を守る「安全、信頼性」に関しては人工知能(AI)による予知保全で能動的な安全を、システムの自動化による故障対応で「1分で発見、3分で分析、5分で業務復旧」を実現させる。
さらに同軍団の費珍福(フェイ・ジェンフー)最高技術責任者(CTO)は「Power POD3.0」の発表時に、「核心技術のイノベーション、部品の融合および配置の最適化でPower POD3.0はスペース、電力、時間や心配を従来のものより減らせる」と言及。うち土地面積については40%節約できると紹介した。
米調査会社Synergy Research Groupの今年3月の予測によると、世界の超大型データセンターの数は3年以内に1000を突破する見込みだといい、記事は「スマート、持続可能な次世代データセンターの時代を迎える中、技術イノベーションはデータセンターの発展と変革を引っ張る重要な力だ」と指摘している。(翻訳・編集/野谷)
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