2022年5月30日、中国メディアの澎湃新聞は電気自動車（EV）世界大手テスラのイーロン・マスクCEOが再び中国を称賛したと報じた。

記事によると、マスク氏は30日に中国版ツイッター・微博（ウェイボー）を更新し、「中国が再生可能エネルギー発電およびEV分野で世界をリードする地位にあるということを意識している人は少ないようだが、あなたが中国のことをどう見ていようが、これらは全て事実だ」と書き込んだ。

また、微博に書き込む数時間前にはツイッターアカウントWorld of Statisticsが世界の風力発電取り付け量トップ15カ国を発表し、中国が32万8973メガワットで2位の米国に倍以上の差をつけてトップとなったことを明らかにしており、このデータへのリプライとしてマスク氏は「中国は再生可能エネルギー発電とEV分野で世界をリードしている」とコメントしていた。

澎湃新聞の記事は、マスク氏がネットユーザーの間で「中国褒めちぎりグループのリーダー」と称されているとし、2週間前にツイッターの買収に関する質問を受けた際にも「もしあなたが中国にいたら、基本的には微信（WeChat）に頼って生活することになる。微信の機能は強大であり、ツイッターにペイパルの決済機能をはじめとする各種機能が備わったようなもの。そしてインターフェースも優れており、本当に素晴らしいアプリだ」と微信を称賛したことを紹介した。

さらに、11日には英フィナンシャル・タイムズ主催のオンライン対話で「中国には才能があり勤勉な人が非常に多く、製造業に対して揺るぎない自信を持っている。米国人ときたらできるだけ仕事をしに行きたがらないのに、中国人は午前3時になってもせっせと働き、工場から離れようとしないのだ」と語ったことも伝えている。（翻訳・編集/川尻）