人民網日本語版 2022年6月2日(木) 19時0分
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ある学校の始業式で校長が携帯番号を公表した。
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武漢工商学院は5月30日、2022年度の卒業式、学士・学位授与式を行った。その卒業式で、孔建益(コン・ジエンイー)校長は卒業生に、「卒業後、うれしいことがあった時でも、困難に直面した時でも、いつでも私にショートメッセージを送ってほしい。私は皆さんが在学していた時同様、全てのメッセージに返信するつもりだ。困難に直面している時には、できるだけ助けになりたいし、うれしいことがあった時には、一緒に喜び、励まし、応援したい」と語った。人民日報が伝えた。
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2022年度の卒業生は、孔校長が同学院の校長に就任して初めて送り出す卒業生となる。昨年の始業式で、孔校長は自身の携帯電話の番号を公表。「校長として、皆さん一人ひとりの声を聞きたいので、ショートメッセージを送ってほしい。受け取ったメッセージには、名前が書いてあるかにかかわらず、必ず返信する」と呼びかけた。孔校長はこれまでに、合わせて1000件以上のショートメッセージを受け取ったという。
孔校長は卒業式で、「皆さんが私を親友と見なし、ショートメッセージを通して、学校の発展のためにいろんな意見や助言を積極的に寄せてくれたことを、とてもうれしく感じている。そして皆さんが私のことを信頼してくれていることにとても感謝している。皆さんの理にかなった要求については、一つ一つ応じ、解決してきたと思っている。例えば10日前、学校が念入りに計画して、教師や全校生徒に無料で創立記念のザリガニ特別メニューを無料で振舞った。これで、皆さんは他の学校をうらやましがらなくてもよくなった」と話した。
実はある学生がショートメッセージで、「校長先生、他の学校の校長先生は、学生がローストチキンを食べられるようにしている。私も食べたい」と伝えていたのだそうだ。そして、今年は同校創立20周年であることも記念して、5月21日に、教師と学生計1万8000人以上に、ザリガニと鶏の手羽元の特別メニューが振る舞われた。
また、学生はショートメッセージを通して、教室より図書館の方が勉強に集中できるので、「図書館に大学院試験受験生用の自習室を増やしてほしい」「図書館の営業時間をもう少し長くしてほしい」といった要望も寄せていた。そこで学校は直ちに行動して、自習用の机と椅子を増やしたほか、4日かけて、大学院試験受験生用の新しい自習室を作った。さらに、大学院試験が近づくと、開館時間を早朝6時半から6時に調整したという。
孔校長は卒業生に、「一生懸命奮闘して、新時代において国のために身を捧げると決意する夢を追いかける者、新しいものを求めて、変革を遂げ、新時代において勇敢にイノベーションする開拓者、熱意を保って、新時代において勉強に没頭する奮闘者になってほしい」とエールを送った。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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