人民網日本語版 2022年6月14日(火) 19時30分
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河南省鄭州鞏義市には北宋時代の皇帝陵墓「宋陵」があり、多くの石像が麦畑の中にある。
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河南省鄭州鞏義市には北宋(960-1127年)時代の皇帝陵墓「宋陵」があり、多くの石像が麦畑の中にある。1000年以上にわたって、麦がすくすくと育って、その穂が黄金色に染まり、実っていく生長を見守ってきた石像は、広大な麦畑と共に独特な景観を作り出している。大河網が伝えた。
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宋陵には、北宋時代の皇帝7人が埋葬されている。五国城で亡くなった第8代皇帝の徽宗と第9代皇帝の欽宗以外の7人がここに埋葬されているほか、初代皇帝・趙匡胤の父親・趙弘殷が埋葬された永安陵もあり、「七帝八陵」と呼ばれている。さらに北宋の皇帝陵墓の周辺には包拯、寇準、高懐徳、趙普といった名将や功臣の古墳9基、そして皇帝の家族や親族の古墳約1000基もある。
1000年以上にわたり雨風の「洗礼」を受けてきたものの、宋陵には各種石の彫刻が1027点以上残っており、中国で現存する保存状態の最も良い古代陵墓石像群の一つとなっている。1982年、宋陵は中国国務院により、第2陣の全国重点文化財保護単位に指定された。
関係責任者によると、鞏義市は1億5000万元(約30億円)を投じて、宋陵遺跡文化公園5カ所を建設するプロジェクトを始動させている。宋陵の面積は約180平方キロもあり、これほど広大な遺跡を保護するというのは至難の業だ。帝陵の神道の両脇にある石像の一部は麦畑の中に散在しており、人々の間で「麦畑の見張り役」と呼ばれている。しかし宋陵遺跡文化公園建設プロジェクトが始動した暁には、こうした景色は「過去の歴史」になるという。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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