リアルタイムでデジタル点字を生成、AIがバリアフリーな閲覧を実現―中国

人民網日本語版    2022年6月16日(木) 10時30分

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浙江省杭州市でこのほど開催された之江実験室特別開放イベントで、之江実験室科学研究チームが複数の機関と共同で研究開発したスマート点字リーダー、点字教育デバイス、英語デバイスが展示された。

浙江省杭州市でこのほど開催された之江実験室特別開放イベントで、之江実験室科学研究チームが複数の機関と共同で研究開発したスマート点字リーダー、点字教育デバイス、英語デバイスが展示された。

之江実験室ヒューマノイド感知研究センターの専門家である楊文珍(ヤン・ウェンジェン)氏は、「この3種の点字デバイスには、チームによる世界初の密集ドットマトリクス電磁駆動ミリニュートン級正確触覚再現技術、中国トップの点字デジタル資源AI(人工知能)リアルタイム生成技術、視聴触覚同時感知技術が搭載されている」と説明した。

紙の点字書籍は現在も、中国の視覚障害者が知識を学び情報を得るための主要ツールとなっている。点字デジタル化デバイスの普及率が低く、視覚障害者のデジタルデバイドの問題が深刻だ。

楊氏は、「点字AIリアルタイム翻訳アルゴリズムは、このソフトウェアの中核技術の一つで、大量の点字デジタル資源をリアルタイムで生成できる。その運営ロジックとしては、まず中国語や英語などの文字コード規格を統一的にUnicodeに変換してから、点字モードを選択する。さらに点字AIリアルタイム翻訳アルゴリズムを利用することで、異なるタイプの点字を出力できる」と説明した。

楊氏によると、チームは今後、二次元図形触覚スマート感知デバイスを研究開発し、AI技術によりドット式触覚画像をスピーディーかつ正確に生成し、画像情報を触覚として視覚障害者に伝える。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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