人民網日本語版 2022年6月15日(水) 17時30分
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中国の研究チームが「中国天眼」を使い、地球外の技術の痕跡と思しきものと地球外文明からの候補信号を発見したと明らかにした。
北京師範大学天文学部の宇宙学・地球外文明研究チームと中国地球外文明探査首席科学者の張同傑(ジャン・ドンジエ)教授はこのほど、その研究チームが「中国天眼」(500メートル口径球面電波望遠鏡、FAST)を使い、地球外の技術の痕跡と思しきものと地球外文明からの候補信号を発見したと明らかにした。張氏は、「これは従来と異なる狭帯域電磁信号であり、チームは現在さらなる調査を進めている」と述べた。
「中国天眼」は2018年に地球外文明の探査に特化したバックエンド設備が設置され、調整が行われた。その主な役割は、「中国天眼」のおびただしい電磁信号の中から、役立つ狭帯域候補信号をふるい分け、天体と人工の信号を排除することだ。「中国天眼」は2020年9月に正式に地球外文明の探査を開始した。主な探査方法は同期スカイサーベイ観測と太陽系外惑星目標観測。
張氏によると、チームは2020年に「中国天眼」による2019年の同期スカイサーベイ観測のデータ処理を行う際に、地球外文明のものと思しき2組の信号を発見した。チームは2022年に太陽系外惑星目標観測データの中から、1つの疑わしい信号を発見した。しかしこの信号は電波干渉の可能性も非常に高いため、さらなる証明と排除が待たれる。これには長い時間がかかる可能性があるという。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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