2022年6月17日、韓国・朝鮮日報は「尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の支持率が就任から約1カ月で40％台に下落した」と報じた。

記事によると、調査会社「韓国ギャラップ」は14～16日、韓国の成人男女1000人を対象に世論調査を実施。その結果、尹大統領が職務の遂行を「うまくやっている」と回答した人の割合は49％で、「失敗している」という答えた人は38％だった。また、「どちらとも言えない」とした人は3％、「分からない」もしくは「回答拒否」を選んだ人は11％だった。

肯定的な評価の理由は、「コミュニケーション」が11％、「国防・安保」が8％、「決断力・推進力・根気」が5％という結果になった。否定的な評価の理由は、「人事」（21％）、「職務態度」（11％）、「大統領執務室の移転」（9％）などが挙げられた。また、今回の調査では「金建希（キム・ゴンヒ）夫人の行動」（1％）が新たな理由として登場した。

政党支持率は「国民の力」が43％、「共に民主党」が30％、「正義党」が5％で、無党派層は22％だった。収監中の李明博（イ・ミョンバク）元大統領の赦免については、「赦免すべき」が40％、「赦免すべきではない」が47％、「保留」が13％という結果になった。

この記事について韓国のネットユーザーは、「まだ49％も存在するのか」「選挙で選んだことをものすごく後悔してる」「尹大統領のせいで株式市場が暴落した」「どの辺を肯定的に評価すればいいの？」「お酒を飲んで映画を見るしかしていないよね」「支持率に振り回されないで成果を出して」「奥さんをきちんと管理してほしい」など、否定的な声が多く寄せられている。

一方で、「歴代の大統領に比べればうまくやってるよ」「尹大統領が何をしようが左派の人間は否定するのだから、支持率は気にしなくていい」「大統領の悪口ばかり言って楽しい？応援もせずののしってばかりでこの国が心配」「このまま支持率が落ちたら弾劾されそうで心配になる」など、尹大統領を擁護するコメントも見られた。（翻訳・編集/丸山）