Record China 2022年6月20日(月) 20時0分
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20日、光明網は、新型コロナによるロックダウンを経験した上海で、日本人デザイナーと現地の花屋の素敵な出会いがあったことを紹介する文章を掲載した。
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2022年6月20日、中国メディアの光明網は、新型コロナによるロックダウンを経験した上海で、日本人デザイナーと現地の花屋の素敵な出会いがあったことを紹介する文章を掲載した。以下はその概要。
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上海在住の日本人デザイナーである百絵さんは、新型コロナによるロックダウンの影響で自宅でのリモートワークを余儀なくされていた。5月のある日、母の日に際してペットボトルを半分に切って作った花瓶に挿したネギの先にカーネーションの花を描いた「ネギに花が開いた」というイラストを描いた。すると、外に出られない鬱屈した気持ちからか無性に花屋のイラストを描きたくなったという。
そして「題材」として見つけたのが同じく上海市内にあった小さな花屋だった。職場から近い場所にあったものの、ロックダウン以前に実際に訪れたことはなかったとのこと。百絵さんはこの花屋をモデルにした水彩画を描き終えると、5月13日にその画像をネット上で公開した。すると程なくして、この「花屋」から「すごく上手ですね!今度来店された時に、花束をプレゼントしますよ!」というコメントが書き残された。
コメントを書き込んだのはこの花屋の共同経営者の一人である祁斐(チー・フェイ)さんだった。ロックダウンにより今年の4〜5月は店に誰一人として客が来なかった。オンラインでの活動は続けていたものの、オープンから3年足らずの小さな花屋にとってこの2カ月は十数万元(数百万円)の損失が出る非常に苦しい時間だった。
それが6月になって感染状況が好転すると、従来どおりとはいかないまでも、新規オープンや父の日のプレゼントなど、花の注文が入るようになった。そして今月17日、市内で行われる父の日のイベント向けにバラの花を納品してお昼ごろに店に戻ってくると、小さな店の入口には1人の女性客の姿があった。この女性こそ、1カ月前に店のイラストを描いてネット上に掲載した百絵さんだった。「ロックダウンが解除されたらお店に行きたい」という言葉を実現させた百絵さんから額縁に入ったイラストを受け取ると、祁さんは大いに感激したという。(翻訳・編集/川尻)
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