人民網日本語版 2022年6月22日(水) 16時30分
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米アップル社は中国で自動車の研究開発関連業務の展開をスタートさせており、サプライヤーとして自動車産業に進出する構えであることを示している。資料写真。
米アップル社は中国で自動車の研究開発関連業務の展開をスタートさせており、サプライヤーとして自動車産業に進出する構えであることを示している。
アップル公式サイトの情報によれば、アップルは最近、北京、上海、深センで自動車体験協力パートナー技術者の募集を始めた。このポジションは自動車の協力パートナーのために集積関連の支援を提供するもので、開発者がアップルのシステム認証を完了するための支援も行うという。
注目されるのは、アップルがこのほど世界開発者会議(WWDC)で新世代インタラクティブシステム「カープレイ」を発表したことだ。これまでのカープレイはスマートフォン画面をカーナビ画面に映すこと(ミラーリング)が中心だったが、新世代カープレイはラジオ、エアコン、シートヒーター、送風などの車内機能を直接コントロールすることができ、ユーザーが自分の好みに応じて、ガソリン・バッテリー残量、回転速度、スピードなどのパネルの情報表示インターフェースを調整することが可能だ。つまり、新世代カープレイなら車内のすべての画面を管理できるということだ。
華為(ファーウェイ)独自の基本ソフト(OS)「鴻蒙(ハーモニー、Harmony)」などの自動車用スマートコックピットシステムと比較すると、新世代カープレイは引き続きスマホによるミラーリングを基礎とし、自動車メーカーがオープンにしたソフトウェアのインターフェースを通じて、一部の基礎的機能のコントロールと車内の表示効果の最適化を実現するもので、ハーモニーOSやアリババグループのOS「アリオーエス(AliOS)」などのソフトウェアとハードウェアが直接融合したスマートコックピットシステムとは本質的に異なる。
それでもカープレイには引き続き多くの自動車メーカーから注目が集まる。アップルが発表した情報によれば、現時点でアウディ、ランドローバー、ベンツ、ポルシェを含む14の自動車ブランドが新世代システムの早期協力パートナーになるとみられる。ソフト面の能力の高いテスラと蔚小理やコックピット分野での展開を早くから進めており、そしてそれなりの成果を上げてきた中国の自動車メーカーは、まだ協力パートナーのリストには入っていない。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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