Record China 2022年6月23日(木) 13時0分
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22日、観察者網は、韓国が自主開発したロケット「ヌリ号」の打ち上げに成功し、韓国メディアが狂喜しているとする一方で、中国の専門家が性能の低さを指摘したことを報じた。
2022年6月22日、中国メディアの観察者網は、韓国が自主開発したロケット「ヌリ号」の打ち上げに成功し、韓国メディアが狂喜しているとする一方で、中国の専門家が性能の低さを指摘したことを報じた。
記事は、韓国で昨年10月に打ち上げに失敗し、今月に入ってさらに2度の発射延期に見舞われた自主開発ロケット「ヌリ号」が21日午後4時、ついに打ち上げに成功したと紹介。打ち上げ成功の情報が流れた瞬間、韓国メディアが「興奮」したと伝えた。
そして、KBSが「わが国は宇宙強国の仲間入りをした」と報じれば、朝鮮放送や東亜日報が「世界で7番目の宇宙強国入りだ」と伝え、東亜日報は22日に韓国科学技術通信部の李宗昊(イ・ジョンホ)長官が「今日は大韓民国の科学技術史だけでなく、大韓民国の歴史におけるマイルストーンだ。大韓民国の天空は大きく開かれた。大韓民国の科学技術は偉大なる前進を実現した」とコメントしたことを紹介したとしている。
その上で、中国の空気動力学、宇宙技術の専門家である黄志澄(ホアン・ジーチョン)氏が21日に環球時報の取材に対し「ヌリ号」の全体的なスペックは決して高くないとの見解を示したことを伝えた。
記事によると、黄氏は例えば「ヌリ号」の第一段階ロケットに搭載されたエンジンは比推力が低くロケット全体の性能を制限してしまっていると指摘。そして、全体的な能力は中国初の人工衛星を発射した「長征1号」ロケットよりは優れているものの、「長征1号」同様すでに現役を退いている「長征2号」に劣っているほか、中国の民間宇宙航空企業が開発した商用ロケットの輸送力ですら「ヌリ号」を上回っていると説明している。(翻訳・編集/川尻)
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