ロックダウン解除も店内飲食禁止のまま…上海の飲食店はもう限界―中国メディア

Record China    2022年6月27日(月) 19時0分

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26日、騰訊網に、新型コロナによるロックダウンが解除された後も店内飲食が認められていない上海市内の飲食店が苦境に立たされ続けているとする文章が掲載された。写真は上海のPCR検査スポット。

2022年6月26日、騰訊網に、新型コロナによるロックダウンが解除された後も店内飲食が認められていない上海市内の飲食店が苦境に立たされ続けているとする文章が掲載された。

文章は、上海のロックダウンが6月1日に解除されてすべての産業が活動を開始し、生産、生活秩序が元に戻りつつある中で、市内ではなおも店内飲食が認められておらず、市民たちがテイクアウトした食べ物を階段や花壇、自転車などの上で食べている様子が見られると紹介。大部分の飲食店ではすでに3カ月間店内飲食ができない状態となっており、莫大(ばくだい)な損失が出るとともにキャッシュフローが非常に少なくなっているとした。

そして、上海市統計局によるデータでは、同市の今年4月における宿泊・飲食業小売額が前年同期比で72.5%減少しており、キャッシュフローが重要な飲食業が持ちこたえられるのは3カ月が限界と説明。コロナの影響により同市内では少なくとも30%の飲食店が閉店を余儀なくされるとの見方が広がっていると伝えた。

また、ある飲食チェーンブランドの創始者が「いま心配しているのは、正常に戻るまでの回復期間が長くなること、そして大部分が上海以外からやってきている従業員の心理だ。多くの人が故郷に帰りたがっていて、そのマネジメントが大きな難題になっている」と語ったことを紹介。「3カ月のロックダウンで最も苦しんだのは、上海に戸籍のない出稼ぎ労働者たちだ。現地人のような保障が得られず、収入は不安定で、貯蓄もほとんど残っていない。故郷に戻りたくても戻れず、異郷で3カ月も何もできない状態を余儀なくされたのだ。それゆえ、5月末に規制が緩和された時には多くの出稼ぎ労働者が何時間も歩くことをいとわずに駅に向かい、列車に乗って故郷に帰っていった」と現在の状況を紹介している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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