安価な料金が要因?韓国の1人当たり電気使用量が世界3位に=韓国ネット「産業用は除外を」

Record Korea    2022年6月28日(火) 5時0分

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27日、韓国メディア・ヘラルド経済は、「昨年における韓国の人口1人当たりの電気使用量が過去最高値を記録した」と報じた。写真はソウル。

2022年6月27日、韓国メディア・ヘラルド経済は、「昨年における韓国の人口1人当たりの電気使用量が過去最高値を記録した」と報じた。

記事によると、昨年における韓国の人口1人当たりの電気使用量は前年よりも5.1%増加し、1万330kWh(キロワット時)を記録した。人口1人当たりの電気使用量とは、昨年の電気使用量全体(53万3431kWh)を住民登録人口の5164万人で割って算出したもので、1世帯当たりの電気使用量から算出される家庭での電気使用量も、昨年は5616kWhで過去最高値だったという。

人口1人当たりの電気使用量を見ると、韓国はカナダ(1万4098kWh)と米国(1万1665kWh)に次ぐ世界3位。なお、中国は4667kWhで、日本は7350kWhとの結果だった。

一方で韓国の家庭用電気料金については、MWh(メガワット時)当たり103.9ドル(約1万4000円、2020年基準)で、経済協力開発機構(OECD)加盟国34カ国中31位に位置するほど安価だという。これは最も電気料金の高いドイツの30%の水準で、日本と比べても40%程度の金額。産業用の電気料金についてもMWh当たり94.3ドル(約1万2700円)で、34カ国中22位、OECD平均値の88%の水準だという。

記事は、「昨年から電気の主要燃料である液化天然ガスや石炭、石油の価格が高騰する中、1人当たりの電気使用量が過去最高値を記録したのは、市場価格が全く反映されないゆがんだ電気料金体系のため」と指摘。そのため「燃料費連動制」を適用させるべきとの声も上がっているというが、「電気料金の引き上げは、家計や自営業者などの国民の負担を増加させる要因であり、特に現在のように物価が高騰している状況では、簡単に決定することは難しいのが現実」と伝えている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「家庭用より産業用の電気使用量の比率がはるかに高いはず」「企業が使っている電気量を除外して計算すべき」「なぜこういうことばかり先進国と比較するの?」「まともな暮らしをしていれば、ある程度電気を使うのは当然」「なのに脱原発が主張されてるなんて…」「こういう記事が出るのは、電気料金を引き上げようとしているから」「水道も電気も、民営化したら終わりだよ」など、反発の声が相次いでいる。(翻訳・編集/丸山

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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