台湾人の51%「中国に侵攻されたら100日持たない」―世論調査

Record China    2022年6月27日(月) 15時0分

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台湾の民間シンクタンク「台湾民意基金会」が行った世論調査で、回答者の51%が「中国が武力侵攻すれば台湾軍は100日も持たない」と考えていることが分かった。

台湾の民間シンクタンク「台湾民意基金会」が行った世論調査で、回答者の51%が「中国が武力侵攻すれば台湾軍は100日も持たない」と考えていることが分かった。独メディアのドイチェ・ヴェレが伝えた。

同調査では「ロシアウクライナの戦争が始まって100日を超えたが、ウクライナは今も苦しい戦いの中にある。もし中国が台湾に武力侵攻した場合、台湾もウクライナと同じように100日以上持つと信じていますか?」との質問に、17.2%が「とても信じている」、20.6%が「どちらかと言えば信じている」、28.6%が「あまり信じていない」、22.4%が「まったく信じていない」と回答した。11.2%は「分からない/答えたくない」だった。

同調査の報告書では「簡単に言えば、台湾人の半数上は、台湾はウクライナほど長く持ちこたえられないと考えている。ウクライナと同じくらい耐えられると考えているのは少数(37.8%)だった」としている。同報告書によると、教育水準が高い人ほど100日も持ちこたえられないと回答する割合が高かったという。

また、5月に訪日したバイデン米大統領が「米軍は台湾を防衛する」と発言したことについて「この言葉を信じますか?」との質問には、10.5%が「とても信じている」、29.9%が「どちらかと言えば信じている」と回答。「あまり信じていない」が28.8%、「まったく信じていない」が22.1%、「どちらともいえない」が8.7%だった。

報告書は「米大統領の明確かつ断固とした発言にもかかわらず、信じていない人の方が多かった」とする一方、「今年3月の同様の質問と比較すると、米国の台湾防衛協力を信じる人の割合は4.1ポイント増加し、信じない人の割合は2.9ポイント減少した」とも指摘した。

このほか、台湾の呉釗燮外相が5月に米メディアの取材に「戦争回避のため現状を維持し、正式な独立を求めることはしない」との趣旨の発言をしたことについては、「大いに賛成」が8.1%、「どちらかと言えば賛成」が23.3%だったのに対し、「あまり賛成しない」が29.7%、「まったく賛成しない」が18.0%と、否定的な意見が大きく上回った。

この回答には年齢層や教育レベル、地域に差はなかったといい、報告書は「今回の調査が映し出した重要なメッセージは、多くの台湾人が蔡英文政権の『戦争を避けるために独立を求めない』という立場に賛成していないことだ」と指摘している。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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