ウイグル問題が影響か、H&Mが中国1号店を閉店、すでに国内60店舗が営業を停止―中国メディア

Record China    2022年6月28日(火) 20時0分

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上海市にあるスウェーデン衣料品大手H&Mの中国1号店が閉店した。

上海市にあるスウェーデン衣料品大手H&Mの中国1号店が24日に閉店したことが分かった。

新浪科技の微博(ウェイボー)アカウントの28日の投稿によると、中国メディアの時代財経がH&Mの公式カスタマーサポートに対して同情報を確認したところ、「准海中路にある店舗は先週閉店したが、顧客は近隣にある他店舗を利用することができる」と回答があったという。

時代財経によると、同店舗は上海の繁華街に位置し、店舗面積が3000平方メートルを超える大型店だった。小売業界関係者は、「店舗が大きいほど経営を維持するのは難しく、テナント料や光熱費、人件費など運営コストが非常に高くつくため、十分な客足が期待できなければ経営も長くは続かない。H&Mもこうした状況に直面したのだろう」と語った。

ウイグル族が中国で過酷な労働を強いられていると報じられ、同社が新疆ウイグル自治区産の綿花を使用しないと決定したことにより、中国で不買運動が起き、客離れが進んだ。中国1号店は2007年の開店時には長蛇の列ができ、入場制限をするほど人気だった。

ファッション業界のメディアも同店舗の閉店について報じ、15年にわたって営業を続けてきたが、2021年の新疆綿をめぐる問題がH&Mの中国市場での凋落を迎える転換点になったと指摘した。同社の財務報告によると、昨年末までに同社の中国国内店舗のうち60店舗が営業を停止しており、それらの店舗は全体の12%に相当するという。(翻訳・編集/島野)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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