Record China 2022年6月29日(水) 22時0分
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中国サッカー協会は28日、中国スーパーリーグの深セン市足球倶楽部に対して計59万元の罰金の支払いと、5人のチームスタッフのスタジアム入り禁止処分を発表した。
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中国サッカー協会は28日、中国スーパーリーグの深セン市足球倶楽部に対して計59万元(約1200万円)の罰金の支払いと、5人のチームスタッフのスタジアム入り禁止処分を発表した。
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処罰の対象となったのは、今月26日に行われた成都蓉城足球倶楽部との試合での騒動だ。この試合の78分、深センが2-1でリードしていた場面で、成都の選手が放ったシュートがゴールの枠を大きく外れた。ボールは深センの選手に当たったようには見えなかったが、張雷(ジャン・レイ)主審はコーナーキックを指示。このコーナーキックから成都が同点ゴールを挙げたため、深センの選手やチームスタッフの怒りが爆発、複数の選手が張主審を取り囲んで8分間にわたって猛抗議した。
試合は結局、2-2で終了したが、怒りが収まらない深センはチームスタッフらが張主審に再び抗議。最終的に張主審は警備員に守られながらグラウンドを後にした。この過程で、深センのあるクラブ関係者が張主審の胸を押す暴行を働き退場処分になったほか、ほかの関係者も審判を罵倒したり、スタジアムの通路のごみ箱を蹴って破壊したりした。中国サッカー協会はこの騒動をめぐり、審判に暴行を働いた深センのクラブ関係者に10カ月のスタジアム入り禁止と16万元(約325万円)の罰金を、その他の4人の関係者に5~7試合のスタジアム入り禁止と5万~7万元の罰金を、クラブに対して20万元(約405万円)の罰金をそれぞれ科した。罰金の総額は59万元に上る。
なお、中国サッカー協会の処分通知では言及されていないが、深センがクラブの公式ウェブサイト上で26日に審判の判定の問題について言及していたことも、サッカー協会による処分に影響を与えたとの見方も出ている。
中国のサッカーファンからは「明らかな誤審もあるよな」「主審も副審も見てなかったというのか?八百長くさい」と審判側の非を指摘する声がある一方、「罰が軽すぎるからこういう騒動がなくならないんだ」「コーナーキックになったのは確かに誤審だが、審判を攻撃して良い理由にはならない。ルールに従えないなら参加する資格なし」との声も出ている。(翻訳・編集/北田)
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