中国の「宇宙授業」でインチキ?外国ネット民の主張に公式メディア「もっと勉強しろ」

Record China    2022年7月1日(金) 16時40分

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1日、観察者網は、中国の宇宙ステーションで以前行われた「宇宙授業」に対し外国のネットユーザーから「インチキだ」との指摘が出ていたことに対し、中国の宇宙開発公式メディアが反論したことを伝えた。

2022年7月1日、中国メディアの観察者網は、中国の宇宙ステーションで以前行われた「宇宙授業」に対し外国のネットユーザーから「インチキだ」との指摘が出ていたことに対し、中国の宇宙開発公式メディアが反論したことを伝えた。

記事は、昨年12月に中国の宇宙飛行士が中国の宇宙ステーションで初めての「宇宙授業」を行った際の一幕が近ごろツイッター上で物議を醸していると紹介。ある海外ネットユーザーが、この「宇宙授業」の画面上で「無重力空間であるはずなのに、水の入ったグラスがテーブルに置かれたまま動かないのはおかしい」と指摘すると、「宇宙ステーションで撮影したものではないのでないか」といった疑問や、「そもそも中国は宇宙ステーションを打ち上げてないのではないか」といった陰謀論めいた主張まで飛び出したと伝えた。

その上で、中国の宇宙開発公式メディア「私たちの宇宙」が今年6月30日、中国のネット質問掲示板「知乎」で、「無重力空間で水を注意深く容器に注ぐと、水は表面張力の作用によって容器に付着し、容器から飛び出すことはない」と説明したことを紹介した。また、中国科学協会も「コップは実験しやすいように机の上に固定していた。もし宇宙授業の一部始終を見ていたなら、こんな疑問は起こらない。なぜなら、問題のシーンの直後に宇宙ステーションのスタッフがコップを持ち上げて軽く押すとコップが空中に漂いながら回転する様子が映っているからだ」と反論したとしている。

記事は、海外ネットユーザーの指摘に同調していた中国のネットユーザーに対して「私たちの宇宙」が「たくさん勉強して、これまでの映像をたくさん見て、自分で考えてほしい。他人の受け売りは簡単だが、自分自身で知恵を手に入れることは簡単ではない。だからこそ、われわれが存在するのだ」とコメントしたことを併せて伝えた。(翻訳・編集/川尻

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