中国で10億人の個人情報流出か、これまでに分かっていることは?―独メディア

Record China    2022年7月6日(水) 13時0分

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5日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国国民の個人情報数十億件が流出したとの情報が拡散していると報じた。

2022年7月5日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国国民の個人情報数十億件が流出したとの情報が拡散していると報じた。

記事は、英ロイターの報道として、「ChinaDan」を名乗るハッカーが先週、ハッカーフォーラム「Breach Forums」に「2022年、上海国家警察データベースからデータが流出した。23テラバイト(TB)を超えるデータには、氏名、住所、出生地、身分証番号、携帯電話番号、事件記録を含む中国国民10億人の個人情報数十億件が含まれている」と書き込み、10ビットコイン(約2700万円)での売却を提案していると伝えた。

そして、この情報について先週末より中国のSNS上で広く議論が繰り広げられており、ネットユーザーの間では情報が本当であるとの懸念が広がっていると紹介。今月3日には「データ漏えい」というキーワードが微博で検索できなくなる事態となったとしている。

その上で、現時点ではこの情報の信ぴょう性を確認するすべはなく、上海市や公安当局も5日時点で中国内外メディアからの問い合わせに応じていないと伝えた。また、欧米メディアがハッカーの連絡先とされる電話番号を入手し通話を試みたものの、番号がすでに無効になっていて繋がらなかったと紹介している。

記事は、ラジオフリーアジアが「内部事情に詳しいネット事件ウォッチャー」の話として「昨年流出した情報を今、ある人物が入手して売ろうとしている可能性が高い。昨年収賄で失脚した上海市公安局長の龔道安(ゴン・ダオアン)氏が関係している可能性がある。情報はアリクラウドから漏れた可能性が高い」と報じたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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