人民網日本語版 2022年7月9日(土) 15時0分
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北京協和病院はテンセントAI Labと共同で5日、完全に独自の知的財産権を持つ携帯型・スマート化手術ナビゲーションシステムを発表した。
北京協和病院は騰訊(テンセント)AI Labと共同で5日、完全に独自の知的財産権を持つ携帯型・スマート化手術ナビゲーションシステムを発表した。初期段階の臨床応用が成功した。
同システムはナビゲーションタブレットPC、ナビゲーションスティック、デプスカメラなどから構成され、コンパクトで携帯しやすく、手術室の空間を占めず、ヘッドフレームに設置できる神経外科ナビゲーションシステムで、高精度で携帯しやすく低コストといった特徴がある。臨床医の手術にGPSをつけるようなもので、医師を補助し脳組織に隠された病変を正確に測位する。
北京協和神経外科教研室室長の王任直(ワン・レンジー)教授は、「神経外科医は手術の際に、病変の測位に高い精度を求めるだけでなく、病変および周辺の血管や神経との関係を知り、手術中のこれらの重要な組織の損傷を回避する必要もある。昔は経験頼みで、患者のCTまたは磁気共鳴の二次元画像を再び脳内に統合して3次元画像を形成していた。この学習プロセスは実際に長い時間を要し、長期的な経験の蓄積が必要になる。この手術ナビゲーションはシンプル、便利で使いやすく、臨床医の多くの実際問題の解決を助けることができる」と述べた。
北京協和神経外科ではすでに、同製品の臨床試験が30回以上行われている。中には、脳出血、下垂体腺腫、神経膠腫、髄膜腫、頭蓋咽頭腫などが含まれる。
研究開発チームは手術ナビゲーションのイノベーション・設計に3年を費やし、海外製品と同等の精度に達した。将来的には神経外科の他に、眼科・耳鼻咽喉科、救急科でも使用できる。同システムはさらに講義での教育に用いることで、末端医療サービス能力を高められる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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