中国がいなければ韓国は10年間貿易赤字―中国メディア

Record Korea    2022年7月9日(土) 12時0分

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8日、環球時報は、韓国の学者が「もし中国がいなかったら、韓国は過去20年中10年は貿易赤字になっていた」として対中貿易の重要さに対する認識を示したと報じた。写真は釜山港。

2022年7月8日、環球時報は、韓国の学者が「もし中国がいなかったら、韓国は過去20年中10年は貿易赤字になっていた」として対中貿易の重要さに対する認識を示したと報じた。

記事は、韓国関税庁が6日に発表した統計で、今年5月の韓国におけるキムチ輸入量が2万4845トンで前年同期比17.4%となり、2007年以降の月次最高記録を塗り替えたと紹介。その大部分は中国産で、一時期韓国メディアによるバッシングで輸入が縮小した中国産キムチ輸入が、原材料価格の高騰によって韓国の消費者から再び歓迎されるようになったと伝えた。

その上で、韓国・聯合ニュースが7日、今年上半期における韓国の貿易が史上最大の赤字になったとの報告を発表し、世論では「対中貿易をやめよ」との声がますます大きくなっているとした。そして、大統領事務室の首席経済秘書官が以前に「過去20年、われわれが対中輸出を通じて実現した発展の時代はすでに終結した」と語ったことを紹介した。

一方で、経済学が専門の韓国建国大学のチェ・ペグン教授が「過去20年、対中貿易黒字を差し引くと、韓国の対外貿易は10年は赤字だった。対中貿易をやめれば韓国は再び貿易赤字国になりうる」との見解を示したことを伝えた。

記事は、1998年から2021年まで24年連続貿易黒字を実現してきた韓国が、今年5月の新政権発足から2カ月間は対中貿易が赤字になっていると紹介。中国での新型コロナ感染拡大と経済調整の影響との見方が出ているほか、韓国の輸出商品が持つ競争力が低下していることも要因だとの指摘もあるとした。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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