Record China 2022年7月8日(金) 14時40分
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安倍晋三元首相が奈良県奈良市で銃撃を受け心肺停止となっている。写真は22年03月22日、蔡英文総統が日華議員懇談会総会で安倍元首相とオンライン対談する様子。台湾総統府サイトより。
安倍晋三元首相が奈良県奈良市で銃撃を受け心肺停止の重体となっていることに、台湾でも怒りの声が上がっている。台湾メディアのNOWnewsが伝えた。
報道によると、安倍氏は8日午前11時30分ごろ、奈良市の近鉄・大和西大寺駅前で演説中に背後から散弾銃のようなもので2~3発撃たれた。ドクターヘリで病院に緊急搬送されたが、心肺停止だという。現場では、元海上自衛隊員の山上徹也容疑者(41)が殺人未遂の現行犯で逮捕された。
NOWnewsは「最も台湾を支持した日本の首相!安倍晋三氏襲撃に台湾のネット民は怒っている」と題する記事を掲載。「安倍氏は『最も台湾を支持した日本の首相』と呼ばれており、昨年には『台湾有事は日本有事』と発言し、台湾支持を隠さない姿勢に中国は強く反発していた」などと伝えた。
また、台湾のネット掲示板PTTには「すでに首相を退いている彼を攻撃して何の意味があるのか」「元首相を襲撃して何がしたいのか」といった声のほか、怒りを示す声や安倍氏の無事を祈る声が多く寄せられていると伝えた。
台湾の蔡英文総統は事件後、フェイスブックに「先ほど安倍氏が銃撃を受けたニュースを知った。皆さんも私と同様に驚いていると思う。台湾は日本と同じ民主法治国家であり、私はわが国政府を代表して暴力による不法行為を厳しく非難する」「安倍氏は私の親友であるだけでなく、台湾の最も安定した友人でもある。彼は長年、台湾を支持し、台日関係の発展に力を尽くしてこれられた。安倍氏が早期に危険な状態を脱すること、私たちの友人が無事であるとの知らせを聞けることを願っている」と投稿している。(翻訳・編集/北田)
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