国民にフェイスブック使用を禁止している中国政府、自身は海外でのPR活動に活用―仏メディア

Record China    2014年6月17日(火) 7時30分

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13日、中国政府は海外SNSを国内で一般利用することを禁止しているが、政府機関はSNSを利用して海外における中国のPR活動を拡大している。

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2014年6月13日、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語サイトによると、中国政府はフェイスブックツイッターなど世界的に利用されているソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の国内での一般利用を禁止しているが、政府機関はそうしたSNSを利用して海外における中国のPR活動を拡大している。

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中国政府はネット上も含めた言論の規制を行っており、海外SNSへのアクセスも中国国内では遮断されている。しかし、民間企業や個人の中には政府による規制や検閲システムを回避してPRなどに使うケースも出てきている。その多くは締めつけの緩い香港などからアクセスしている。

AFP通信によると、中国の国営通信社・新華社や人民日報、中国中央テレビ、さらに中国政府機関がフェイスブックを海外でのPRに大々的に活用しており、杭州市など地方政府も香港事務所などから観光PRにフェイスブックを利用。地方政府はPRに多額の経費をかけており、海外SNSを利用したPRも地方政府に大きな収益をもたらすとみている。

そうした中、フェイスブックはSNSにおける広告の需要に注目し、シェリル・サンドバーグCOO(最高執行責任者)が中国市場への進出を中国政府と交渉し、注目を集めた。中国のネットユーザーらは政府のSNSに対する姿勢を「ダブルスタンダードではないか」と不満を募らせている。(翻訳・編集/岡田)

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