韓国人歌手による盗作を否定した坂本龍一「盗作の判断基準は…」=韓国ネット「格が違いすぎるから」

Record Korea    2022年7月12日(火) 14時0分

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11日、韓国・ハンギョレ新聞が坂本龍一との書面インタビューを掲載した。写真は坂本龍一のレコード。

韓国の有名作曲家兼歌手のユ・ヒヨルが先ごろ、坂本龍一の曲を盗作したとの疑惑を受け公式に謝罪した。これと関連し11日、韓国・ハンギョレ新聞が坂本龍一との書面インタビューを掲載した。

ユは昨年9月に発表した楽曲「とても私的な夜」が坂本の楽曲「Aqua」に類似していると指摘され、先月「類似性を認める」と謝罪した。これに坂本は会社を通じ「類似性はあるが、盗作ではない」とのコメントを発表していた。

「盗作の判断基準は何か」との質問に、坂本は「(作曲家は)音数が限られた中でメロディと和音を作るため、必然的に多くの曲は似通うことになる」「(盗作か否かの)線引きをどう判断するかは、専門家も一致した見解を出せない」とし、基準を示すことの難しさを語ったという。

坂本はユの盗作問題の際に出したコメントで、「全ての創作物は既存の芸術の影響を受けている。(責任の範囲内で)そこに自分の独創性を5~10%ほど加えているのなら、それは素晴らしく、感謝すべきこと」「私にも、私が愛し尊敬し、多くを学んだバッハやドビュッシーから強い影響を受けている曲がいくつかある」とも述べている。

今回のインタビューでは「自分の音楽的素養の90%は西洋音楽から来ている。その他は現代ポップス、ロック、日本の伝統音楽の影響も数%ある」「YMOを始める時、西洋音楽の伝統知識を使用したが、その後は学んだことを忘れようと努力した」と自身の経験についても語っている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「つまり、盗作かどうかは本人だけが知っている、という意味だよね」「30年近く世界の大物ミュージシャン(主に日本)の曲を盗作してきた。ユ・ヒヨルのずうずうしい態度、擁護する周辺のミュージシャン、マスコミも問題だ」「本当は盗作だと思っているけど、とにかく巨匠で格が違いすぎるから、ずっと下のレベルにいるアーティストでもない商売人など相手にしないだけだ」などのコメントが寄せられている。

また、「がんで闘病中なのに、こんなことに神経を砕いていられないでしょ」「1分1秒が大事な人に対して、ユ・ヒヨルをかばうためにこんなインタビューをするなんてあきれるよ。坂本は巨匠中の巨匠だというのに」「闘病中の人にインタビュー?ユ・ヒヨルの方に取材しなよ」など、インタビューそのものへの批判の声も多く上がっている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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