露の対外開戦、英首相辞任、日本の元首相暗殺…1913年前後と今年の奇妙な一致―台湾メディア

Record China    2022年7月12日(火) 22時0分

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台湾のニュースサイト、新頭殼は11日、「ロシア、英国、日本、中国の4カ国は1913年前後に、今年と同じような歴史的事件を経験していた」とする記事を掲載した。

台湾のニュースサイト、新頭殼(Newtalk)は11日、「ロシア英国、日本、中国の4カ国は1913年前後に、今年と同じような歴史的事件を経験していた」とする記事を掲載した。

記事によると、「ロシアの対外開戦」「英首相の辞任」「日本の元首相の暗殺」「中国での帝位就任の企図」という今年発生した四つの大事件と類似するものが全て1913年前後にも発生していたと指摘する声がインターネット上にある。

ロシアは今年2月21日、ウクライナ東部の親ロ派勢力が支配する「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を承認。その後、軍を同地域に進出させ、24日に住民を保護するためとして特別軍事作戦を開始した。

ロシアは17世紀から19世紀にかけて多くの侵略戦争を起こした。1913年前後に起きた第1次世界大戦で、オーストリア=ハンガリー帝国が14年7月28日にセルビアに宣戦布告すると、ロシアはセルビアを支援する総動員令を発令。オーストリア=ハンガリー帝国の宣戦布告を受け、ロシアは第1次大戦に加わりドイツと交戦し、戦いは17年のロシア革命まで続いた。

英国では今月7日、ジョンソン首相がコロナ禍でのパーティー問題や閣僚の集団離反により辞任を表明したが、1916年には当時のアスキス首相が辞任を余儀なくされている。

日本では今月8日、安倍晋三元首相が街頭演説中に銃撃されて死亡する事件が起きた。日本の歴史において複数の首相が暗殺されているが、1913年前後に発生したのが、首相を4回務めた伊藤博文の暗殺だ。伊藤は1905年に初代韓国統監に就任。09年に満州・朝鮮問題についてロシアの代表と会談するため訪れた中国北東部のハルビン駅で、朝鮮半島の独立運動家・安重根に銃撃、暗殺された。

中国共産党は今秋、5年に1度の党大会を開く。習近平(シー・ジンピン)国家主席は2018年の憲法改正で国家主席の任期を「2期10年まで」とする制限を撤廃。自身の権威を毛沢東と比肩するところまで高め、外部から「帝位就任」は既成の事実だとみられている。

辛亥革命当時、北京政府の指導者だった袁世凱は、1912年に宣統帝を退位させ、臨時大総統から正式な大総統となった。13年に革命家の宋教仁を暗殺して独裁へと向かい、国体を「世襲君主制」に改めようとし、15年に成立した中華帝国の年号を洪憲と定めた。だが反乱拡大のため帝制実施を断念した。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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