中国国家統計局が14日に発表した統計によると、今年の夏に収穫された穀物の生産量が前年比143万4000トン増（1．0％）の1万4739万トンに達した。うち、小麦の生産量は前年比1．0％増の1億3576万トンだった。人民日報が伝えた。

年間の穀物生産のうち、最初の収穫を迎えるのが夏の穀物で、この時期に生産される小麦が食料の約4割を占めている。中国農業農村部種植業管理司の潘文博（パン・ウェンボー）司長は、「今年の夏に収穫される小麦の増産、豊作は決して容易ではなかった。秋には異例の水害に見舞われ、それを乗り越えての豊作で、歴史的に見て高い水準からの再増産で、大変喜ばしい知らせだ」との見方を示した。

今年の夏に収穫する穀物の栽培面積は前年比0．3％増の約2653万3333ヘクタールとなっており、2年連続の増加を実現した。これにより栽培面積が安定して増加し、夏に収穫する穀物の増産の基礎が築かれた。（提供/人民網日本語版・編集/KN）