人民網日本語版 2022年7月19日(火) 23時30分
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仕事が順調なので、ミルクティーを注文して自分へのごほうびにする。考えが行き詰まったので、ミルクティーを注文してはやる気持ちを落ち着かせる。朝は1杯のミルクティーを手に会議室に入り、午後はミルクティーを注文して退社時間まで頑張る。
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ミルクティーは日常生活の隅々に入り込み、どこにいても、必ず自分のためにミルクティーを注文する理由が見つかる。
そんなミルクティーの世界に、最近いくつかの変化が生じている。
これまで500ミリリットル入りが一般的だったミルクティーが、ある日突然、バケツタイプの容器に入った1リットルの大容量に変わった。
バケツ入り大容量ミルクティーには「覇気」「大容量」「スーパー」などの名前が付けられ、豪快にごくごく飲める感じが伝わってくる。
バケツ入りはミルクティーだけでなく、フルーツティーもあれば、4リットル入り緑豆フラッペや4リットル入りココナツウォーター、さらに大容量の超大型バケツ入りコーヒーもあり、SNSの話題をさらっている。
大容量になったバケツ入り茶飲料が、今年の夏の街角の風物詩となっている。
バケツ入りミルクティーはなぜこんなに人気なのか。
まず価格を見ると、どの店のバケツ入りフルーツティーも、容量は大きくなったが、価格は10~20元(約200~400円)に集中する。普段は平均して30元(約600円)以上する高級ミルクティーブランドも20元以内のバケツ型商品を打ち出し、コストパフォーマンスの高さを感じさせる。
次に酷暑で、バケツ入りフルーツティーを見ると渇きを癒やせる、すっきりする、ごくごく飲めるなどといった心理的な満足感が得られ、一目見ると飲みたくなる。
さらに新タイプの茶飲料は女性の消費意欲と消費能力の高まりを背景とした「彼女経済」の下で商品の細分化が進み、ミルクティーを飲む女性と化粧品を購入する層がかなり重なっていることから、創造性あふれるマーケティング担当者はこれを踏まえてSNSで推進・拡大を図った。しかし「90後(1990年代生まれ)」が成長して、小さい頃ミルクティーを好んで飲んでいた層が大人になった時、ミルクティーは新しいマーケティングスタイルで人々の「シェアしたい気持ち」に応えることが必要になった。バケツ入りミルクティーはSNSでのシェアリングに対する新たな要求にぴたりとはまった。
調査会社の艾媒諮詢が最近発表した「2022年上半期中国新スタイル茶飲料業界の発展の現状と消費のトレンド調査分析報告」によれば、2022年には中国の新タイプ茶飲料の消費者の94.0%が「新式茶飲料を毎週購入する」と答え、最もよく購入する商品の価格帯は16~20元(約320~400円)で、41.9%を占めた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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