南京の寺に「日本の戦犯」4人の位牌が奉納されてる? ネット炎上、当局「徹底的に調査する」―中国

Record China    2022年7月22日(金) 12時0分

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22日、騰訊網に、江蘇省南京市の寺に日本の戦犯の位牌が奉納されているとの情報があり、現地の宗教当局が直ちに調査に乗り出したとする記事が掲載された。

2022年7月22日、中国メディアの騰訊網に、江蘇省南京市の寺に日本の戦犯の位牌が奉納されているとの情報があり、現地の宗教当局が直ちに調査に乗り出したとする記事が掲載された。

それによると、あるネットユーザーがこのほど、南京市玄武区九華山公園にある玄奘寺で、ある人物が「南京大虐殺」を主導したとされる日本の戦犯4人の位牌が奉納されたと告発したことを紹介。戦犯4人について「南京大虐殺の主犯である田中軍吉、南京大虐殺の主要な責任者の1人でA級戦犯の松井石根、B級戦犯の谷寿夫、そして南京で殺人競争の大罪を冒したC級戦犯の野田毅だ」と伝えた。

また、位牌には「呉啊萍」という人物が2018年に奉納したことが記されていると紹介するとともに「これが偽名であることは明らかだ」とし、奉納者が日本人である可能性も排除できないとの見方を示している。

そして、「正義感にあふれたネットユーザー」によってこの件が公安当局や民族宗教当局に報告されると、同区の民族宗教事務局が22日に「21日夜、玄奘寺の位牌について通報があり、直ちに公安当局と夜通しの現場調査を実施した。われわれは民族感情を傷つける行為について徹底的に調査し、処理状況を速やかに発表するつもりだ」との声明を発表したことを伝えた。

この件は中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でも紹介され、ホットワードランキングで一時1位になるなど大きな注目を集めた。ネットユーザーからは「南京の寺にA級戦犯を祭るなんてことがどうして起こりうるのか」「精神日本人を懲らしめよ」「これをやった人物は、夜な夜な30万人の魂に苛まれることを恐れなかったのか」「わが国土では今なおこういうことが起こり、そのような組織や個人が多少なりとも存在するんだな」「南京の寺に日本の戦犯を祭るなんて、テレビドラマでもやらない」といった感想が見られた。(翻訳・編集/川尻




※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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