サッカーのE-1選手権で中国が韓国に0-3で完敗したことについて、韓国メディアから辛らつな報道が相次いだ。一方、中国のネットユーザーからは「反撃」する声も出ている。

20日に行われた試合で、中国は前半にオウンゴールで失点すると、後半にも2ゴールを奪われて完敗した。中国は今大会、U-23（23歳以下）の選手を主体としたチームで臨んでおり、直前には「オーバーエイジ」として招集を予定していた主力3選手がけがのため不参加となった。一方、韓国は欧州組こそ不在だがワールドカップ（W杯）メンバー入りが有力視される選手を多くそろえた。

もともと両国には力の差がある上、中国はアンダーカテゴリーの選手が主体とあって、結果については中国メディアも「予想通り」と報じるなど意外性はなかったが、韓国メディアの報道は辛らつだった。「OSEN」は「大学生レベルの中国チームが必死に守るも、オウンゴールで自滅」「中国は予想をはるかに下回るレベル。香港に勝つことも保証できない」などと報道。また、「mydaily」は中国代表はこれまでラフプレーを繰り返し、韓国の選手が何度も被害に遭ってきたと主張し、「今日の戦いで選手が負傷しなかったのは幸いだった」と皮肉った。

中国のサッカーファンは自国に厳しく、特に日韓をはじめとする海外からの指摘については甘んじて受け入れることが多く、「大学生レベル？それは大学生に対する侮辱ですよ」「今度そちらの大学生チームと練習試合をさせてください」といった低姿勢な声がある一方、「韓国だってひどかった。8-0で勝つべき試合が3-0だったんだからな」「韓国は実質2点しか取ってない。1点はこちらが（自陣のゴールに）入れてあげたんだから」と“反撃”する声も上がった。

なお、中国は24日に日本と、韓国は同日に香港と対戦する。（翻訳・編集/北田）