Record China 2022年7月26日(火) 7時0分
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中国国営の中央テレビ(CCTV)は24日、日本市場で出回っているウナギの半分以上が中国産だと報じた。
CCTVは「昨日(23日)は日本では『ウナギの日』(土用の丑の日)だった。日本では夏にウナギを食べる習慣がある」と説明。日本と中継をつなぎ、60年以上続く老舗のウナギ専門店の前には38度の猛暑にもかかわらず日本人が長蛇の列を作っていることを紹介。「行列は200メートル以上にもなり、最後尾の人が買うには3時間も待たなければならなかった」と伝えた。
また、「ウナギは栄養価が高いことから、日本の人々が夏に好んで食べる美食の一つ。小さな店でも多い時では1日1200食売れる。かば焼きの値段は1人前130元(約2600円)ほどで、今年は昨年より1割以上高くなっている。多くの日本の消費者にとって夏にウナギを食べることはもはやぜいたくなことになっている」と解説した。
さらに、「飲食店やスーパーでもうな丼やうな重が値上げされている。原因は稚魚の不足で養殖量が落ち込んでいることだ」とし、水産庁のデータとして、今年の国内のウナギの稚魚の漁獲量が前年比9%減の10トン程度にとどまっていることを紹介。「一部では1キロ当たりの卸値が前年比で4割ほど高くなっている」としたほか、中国産ウナギの卸値も5割以上上昇したケースもあると伝えた。
CCTVは、現在、日本の市場では中国産ウナギが半数以上のシェアを占めているとした上で、「多くの日本の業者は味に遜色はないとしている。ある日本人記者が日中両国のウナギを食べ比べたところ、差を区別することはできなかった」と説明。「日本市場で中国産ウナギが認知されつつあり、中国の生産業者にとっても明るいニュースとなっている」と伝えた。(翻訳・編集/北田)
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