ザリガニが夏の食卓の「ど真ん中」に、価格が上昇―中国

人民網日本語版    2022年7月26日(火) 12時30分

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ザリガニは5月に一度価格が低下したが、最近は安定的に上昇しており、再び夏の食卓の「ど真ん中に這い上がる」勢いを見せている。

ザリガニは5月に一度価格が低下したが、最近は安定的に上昇しており、再び夏の食卓の「ど真ん中に這い上がる」勢いを見せている。

各地でザリガニ価格が安定上昇していることについて、アナリストは、「夏休みで出かけたいという意欲が高まっていること、飲食消費が回復したことが、現在のザリガニ価格の安定上昇のカギだ。ザリガニの収穫シーズンは4月から9月まで、集中して市場に出回る時期は5月から8月までなので、中国の夏シーズンとほぼ一致する」との見方を示した。「海外の先進市場の『ビール指数(ビールが飲みたくなる度合い)』に倣って、『ザリガニ消費指数』を設定し、人々の夏の消費の景気動向を読み取り、各地のザリガニの養殖、出荷、仕入れ・販売、付加価値を高める加工を指導する際の参考資料の1つにするとよい」と提案する専門家がいる。

ザリガニが食卓の中心になると、「ザリガニの頭を食べていいのか」という話題が中国ネットユーザーの中で熱い議論の的になった。

多くの「食いしん坊」たちが、ザリガニの頭にある味噌は「この世で一番おいしいもの」だと言う。実はこの味噌は肝膵臓(中腸腺)、つまりザリガニの肝臓だ。ザリガニの肝臓も人と同じように毒素を分解する器官で、ザリガニの場合はこれが頭部にある。生育環境の中でザリガニは摂取や呼吸を通じて、重金属、汚染物質、寄生虫などを体内に取り込む。また、ザリガニの頭部には肝膵臓のほかにもさまざまな器官があり、たとえば胃やえらなどがあり、これらも毒素を吸収し処理する部分で、重金属、病原菌、寄生虫が最も多く集まる部分でもある。したがって、ザリガニの頭はあまり食べない方がいいだろう。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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