「海南の逸品」がすべてここに、消費財博の海南館が大人気―中国

人民網日本語版    2022年7月28日(木) 17時30分

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第2回中国国際消費財博覧会の海南館はそれほど大きくないが、海南の選りすぐりの「逸品」が数多く集められている。

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第2回中国国際消費財博覧会が25日に海南省海口市で開幕すると、海南館も一般開放された。同館の面積はそれほど大きくないが、ここには海南の選りすぐりの「逸品」が数多く集められている。人民網が伝えた。

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海南館に向かうと、海馬汽車の第三世代燃料電池自動車(FCV)と海南科達雅遊艇製造のエコノミー型レジャーボートがまず目に入る。どちらもメード・イン・海南の代表的製品だ。海馬のFCVは中国初の最高充填圧力70MPa級のFCVの多目的車(MPV)で、二酸化炭素(CO2)などの大気汚染物質を排出せず、航続距離は800キロメートル、1回の水素充填時間はわずか3~5分という。今回の博覧会で初めて発表され、計画では2023年にシミュレーションモデル運営が行われる。予定販売価格は80万元(約1600万円)。海馬FCVの隣にある科達雅のレジャーボートは、外観が美しく、コストパフォーマンスが高く、22万8000元(約456万円)と普通の人でもレジャーボートを所有する夢がかなう価格だ。

海南は青い空と青い海が広がり、風光明媚で、レジャーボートやダイビングやサーフィンの愛好者が多く集まるところだ。海南館に今回出展された小鯊魚(ウェーブシャーク)社の電動サーフボードは、中国初の量産型スマート電動サーフボードで(販売価格9万9000元)、2021年に世界3大デザイン賞の1つであるドイツのレッドドット・デザイン賞を受賞し、サーファーたちの「優れもの」となっている。

現代のハイテクだけでなく、同館には海南の文化遺産や特色ある「逸品」も数多く並んでいる。黎族の伝統の織物技術と現代のマーケットのトレンドが有機的に結びついた観光資源になる工芸品やアパレル製品・服飾品は、中国内外の観光客に非常に人気があり、価格もそれなりに高い。沈香ストールは香りを繊維製品に付着させる特許技術により、沈香の香りが製品に長くとどまり、ソフトで優雅な香りを放ち、1~3年は香りが続く。発売以来、広く人気を集め、免税店や大手通販プラットフォームで取り扱われるほか、中東地域にも販路を拡大している。1グラム800元(1万6000円)と高価な沈香のエッセンスオイルは、高級香水の香りを長続きさせる香料として、世界の有名香水ブランドと協力を展開中だ。

海南は中国で熱帯気候の資源が最も豊富な省で、トロピカルフルーツの栽培にも最も適している。世界の長寿の里と呼ばれる澄邁県でグレープフルーツ夫妻(農業企業を起業した新世代の農家夫妻)が栽培した青グレープフルーツは、青々とした皮、種なしで食べやすく、実は透き通り、果肉はサクサクと柔らかく、一口食べれば爽やかな果汁が口いっぱいに広がり、ジューシーな香りが食欲をそそる。1箱2個入り398元(約8000円)で、グレープフルーツ界の「エルメス」と称えられている。イエローピタヤは金色の皮に包まれ、果肉は透明感があり、なめらかで燕の巣に似た感触で、爽やかな甘みの中にほのかなミルクの風味があり、販売価格は1個80~100元(約1600~2000円)だ。

五指山市は海南熱帯雨林国家公園の中核エリアで、重要な水源涵養エリアでもあり、茶葉の生産に適した自然環境に恵まれ、中国最南端の高山雲霧茶(緑茶の一種)の生産地となっている。五指山大葉茶は同市水満郷で栽培された大葉種の茶葉を丁寧に加工して作られる。混じりけのない香りに、湯を注げば鮮やかな赤い色になり、深い味わいの中で爽やかな甘みが鼻を抜け、典型的な「琥珀色のお茶の色、ミルク風味の蜜のような香り」が魅力のお茶だ。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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