人民網日本語版 2022年7月29日(金) 5時0分
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青海冷湖天文観測拠点にはすでに中国の天文分野関連の大学および科学研究機関の各種科学装置が相次いで進出している。
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青海省科学技術庁が26日に明らかにしたところによると、青海冷湖天文観測拠点にはすでに中国の天文分野関連の大学および科学研究機関の各種科学装置が相次いで進出している。拠点の望遠鏡プロジェクトが一応の形ができている。科技日報が伝えた。
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同拠点がすでに契約を交わしている7つの科学研究機関の9件の望遠鏡プロジェクトが現在まで順調に進んでいる。特に中国科学院国家天文台が太陽磁場の正確な測定に用いる中赤外線観測システムAIMSプロジェクトはすでに望遠鏡主体機械設備の設置を終えており、7月下旬に望遠鏡光学設備の設置を予定している。同プロジェクトは太陽磁場の「間接的測定」から「直接的測定」への飛躍的な発展を実現し、完成後には天体爆発活動の原因やコロナ加熱などの先端分野の進展を推進するとともに、現在余り知られていない中赤外線周波数帯に含まれる新たな科学研究のチャンスを模索する。
中国科学技術大学と中国科学院紫金山天文台の2.5メートルワイドフィールドサーベイ望遠鏡(WFST)はすでに、観測タワーの主体とドームレールの設置・調整を終えており、現在はドームを設置中だ。同プロジェクトは観測拠点ですでに着工されているうち口径が最大のサーベイ望遠鏡で、完成後は北半球で最高のサーベイ能力を持つ光時間領域サーベイ設備になる。時間領域天文学、太陽系外縁天体探査、ニアフィールド宇宙学などの分野で画期的な成果を上げる見通しだ。
南京大学の時間領域天文台TIDOプロジェクトはすでに6基の観測タワーの主体建設とドーム設置を終えている。1メートル級以下の望遠鏡5台がすべて冷湖鎮に運ばれており、1メートル級望遠鏡は南京で調整中だ。同プロジェクトが完成した後、1度の観測で345平方度の宇宙エリアを観測でき、地上の同類望遠鏡のうち視野が最大で、太陽系外惑星の探査に特化した望遠鏡アレイになる。3~5年内に数多くの太陽系外惑星の候補、若干の特殊な惑星システム、複数の時間領域天文事件を発見する見込みだ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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