台湾のエンタメ・美容サイト「BEAUTY」は27日、中国武侠ファンタジーの愛される男性主人公9人を紹介する記事を掲載した。

1人目はウォレス・フォ（霍建華）演じる「花千骨～舞い散る運命、永遠の誓い～」の白子画。白子画は剣士で、チャオ・リーイン（趙麗穎）演じる花千骨の師匠となる人物。2人の愛と絆を描いた同作は、動画配信の再生回数が中国ドラマでは初めて200億回を突破した人気作品となった。

2人目はマーク・チャオ（趙又廷）演じる「永遠の桃花～三生三世～」の夜華。夜華は天界の皇太子で、ヤン・ミー（楊冪）演じる白浅と愛し合う。同作は神仙世界の壮大な愛のストーリーを描き、社会現象化するヒット作となった。これまでに約20の国・地域でテレビ放送され、ネット配信での再生回数は530億回を突破。世界各国で中国ドラマの人気を押し上げる代表的な作品となった。

3人目はダン・ルン（●倫、●は「登」におおざと）演じる「霜花の姫～香蜜が咲かせし愛～」の旭鳳。天帝の息子である旭鳳は、ヤン・ズー（楊紫）演じる花界の神の娘・錦覓と出会い、引かれていく。旭鳳について記事は、「超典型的な武侠ファンタジーの男主人公」と評した。

4人目は、チョン・イー（成毅）演じる「沉香如屑」の応淵。応淵はヤン・ズー演じる顔淡と偶然出会い、悪が支配する秘境へと戦いの旅に出る。その中で2人は失っていた記憶を取り戻し、過去の縁を知るという物語。本作は20日、前触れもなく突然配信をスタートし、待ちわびていた視聴者を驚かせた。

5人目はアレン・レン（任嘉倫）演じる「与君初相識」の長意。同作は鮫人の長意とディリラバ（迪麗熱巴）演じる御霊師の仙姫・紀雲禾の恋愛模様を描いている。長意について記事は、前編では「純粋で単純、だまされやすい」キャラクターで、後編では「横暴で冷酷で寡黙」なキャラクターへと変化したとし、「キャラクターの前編・後編での差が大きく、かっこいい」と評した。

6人目は、シュー・カイ（許凱）演じる「千古玦塵」の白玦、清穆、柏玄。1人で3役を演じているが、柏玄と清穆は白玦が生まれ変わった姿だ。使命のために命を犠牲にしたチョウ・ドンユィ（周冬雨）演じる上古を、白玦は6万年の時をかけて復活させる。

7人目はガオ・ウェイグァン（高偉光）演じる「夢幻の桃花～三生三世枕上書～」の東華帝君。天族最高位の東華帝君はディリラバ演じる九尾狐族の姫・白鳳九の命を救ったことがきっかけで共に行動するようになり、やがて恋に落ちる。同作は、17年に大ヒットした「永遠の桃花～三生三世～」のシリーズ作で、放送回を重ねるごとに人気になった。

8人目は、チョン・イー演じる「琉璃～めぐり逢う2人、封じられた愛～」の禹司鳳。禹司鳳は天帝の子の生まれ変わりで、転生の度にユエン・ビンイエン（袁冰妍）演じる天界の戦神の生まれ変わりを愛し、非業の死を遂げている。記事は禹司鳳について、「『純情な若い夫』というキャラクター設定がかわいい」と評した。

9人目は、チャン・チェン（張震）演じる「運命の桃花～宸汐縁～」の九宸。同作は中国の神話や道教の思想を取り入れた神仙の世界を舞台に、無敵の戦神・九宸と、ニー・ニー（倪［女尼］）演じる皮肉な運命で魔に選ばれたピュアな仙女・霊汐の悲しくも美しい愛を描いている。記事は九宸について、「穏やかで思慮深く、実は心の内は本当に優しい」「このような主人公を愛さないわけがない」とコメントした。（翻訳・編集/刀禰）