韓国経済、中国の台頭により先進国脱落の危機?=韓国ネット「脱中国を急ぐべき」

Record Korea    2022年8月3日(水) 16時0分

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2日、韓国・ソウル経済は「中国という『巨人』の背中に乗ることで先進国の入り口に立つことのできた韓国経済が、中国の台頭により脱落する懸念が拡大している」と伝えた。

2022年8月2日、韓国・ソウル経済は「中国という『巨人』の背中に乗ることで先進国の入り口に立つことのできた韓国経済が、中国の台頭により脱落する懸念が拡大している」と伝えた。

韓国の産業通商資源部によると、先月の貿易収支は46億6900万ドル(約6238億円)の赤字を記録した。4カ月連続の貿易赤字で、08年の世界金融危機以来、14年ぶりだという。今年の累積貿易赤字は150億ドルに迫る。

貿易赤字拡大の一番の原因は石油などエネルギー源価格の急騰だが、中国の都市封鎖(ロックダウン)などの影響による輸出減で対中貿易赤字が続いていることも一因になったと、記事は指摘している。韓国は今年5月、約28年ぶりに対中貿易収支で赤字を記録。その後、32年ぶりの3カ月連続貿易赤字も記録した。この3カ月間の対中累積貿易赤字は28億7000万ドルに達するという。

先月の輸出は21カ月連続の増加勢で善戦したと評価されているが、記事によると「至る所で赤信号が感知されている」という。韓国の輸出を支える半導体は、輸出増加率(2.1%)が20年6月(マイナス0.03%)以来の低水準を記録した。対中輸出増加率も2カ月連続でマイナスを記録した。記事は「エネルギー源価格が安定しなければ、08年以来、約14年ぶりとなる年間ベースの貿易赤字は避けられない状況だ」としている。

政府が1日に発表した7月の輸出入動向も芳しくない内容が多く、このうち専門家が最も懸念する指標は「対中貿易赤字」だという。貿易赤字拡大の要因であるエネルギー源価格の急騰はグローバル需給不安が解消できればある程度の解決が見込まれるが、対中貿易赤字は、10年以上続く「中国技術崛起(くっき)」政策の結果に近いためだとしている。

先月の対中貿易で、輸出減少幅が最も大きかったのはディスプレーだった。市場調査のオムディアなどによると、中国は昨年、世界のディスプレー市場で(売上高ベース)シェア41.5%を記録し、初めて韓国(33.2%)を抜いて首位に立っている。記事は「数年後には韓国の対中主力輸出品目からディスプレーが消えるかもしれない」と危機感を示している。対中石油化学輸出もまた前年同期より大きく減少しているという。半導体輸出額は前年同期比10.9%増加を記録したが、「安心はできない状況だ」としている。中国は半導体を自国内で調達できるようになっており、メモリ半導体輸入額が年々減っているという。

さらに、中国の成長率下落で、対中輸出規模がますます減るのではとの見方も出ているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「中国のおかげで先進国になっただと?国民の努力を無視するのか」「中国は韓国の技術を盗んでここまで成長したんだ」「朝鮮戦争の時に韓国を侵攻した中国のおかげだと?」「韓国技術の奪取が中国の経済成長に大きく作用したんだよ。脱中国を急ぐべきだ。長期的にも中国の経済成長は韓国の発展に悪材料でしかない」「中国は韓国を利用してここまで来た」「技術を海外に流出させる産業スパイ、中国の犯罪者は入国禁止にして、中国人は韓国内の不動産を購入できないようにしてほしい。法を強化しよう」など、反発の声が殺到している。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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