高い所から物を投げ落とすいたずらっ子の前に、血の付いた包帯姿の男性が現れる―。中国のポータル/ニュースサイトの網易にこのほど、幼い男の子のしつけにこうした「どっきり」を使った母親を紹介する記事が掲載された。

男の子の家にやって来るなり「誰が投げたおもちゃなんだ」と問い掛けた包帯姿のこの男性、実は母親の頼みで「男の子が落とした物が当たってけがをした人」に扮（ふん）した「役者」で、母親は子どもに男性のけがの原因を教えるとともに「警察に処理してもらわなければ」と説明。驚いた男の子はひとしきり泣き叫び、その後は「母親のかばんの前に連れて行かれた男の子は母親に言われてその中にある100元札を治療費として男性に手渡す」という展開となっている。

記事はこの様子を撮影した動画がネットで拡散されたことを伝えるとともに、「母親は男の子の両手をしっかりつかんで高所からの落下物が危険であることを教えた」と説明。また、「泣いても問題を解決できない」という言葉を取り上げた他、「男の子は自分が間違ったことをし、それに応じた責任を負う必要があるということに気付き始めた」と述べて「男性に謝ると同時に、『もう高いところから物を落とさない』と真剣に話した」とも伝えた。（翻訳・編集/野谷）