国宝「人面魚文の盆」が里帰り

Record China    2006年6月2日(金) 11時41分

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2006年6月1日午前9時、西安半坡(はんぱ)遺跡で発掘された「人面魚文の盆」は武装警察による 厳重な警備の中、発掘されて以来半世紀、ふるさとの西安に戻った。

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国宝であるこの「人面魚文の盆」は、高さは16.5センチ、直径39.5センチ。半坡遺跡の代表的かつ特徴的な絵柄“魚と人の頭”がドッキングした文様の鉢で、土偶のような顔を描いた呪術的な人面を左右から魚が銜えている独特のデザインが描かれている。

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同盆は1955年に発掘されて以来、中国国家博物館に所蔵されていた。

半坡(はんぱ)遺跡は、黄河中流域における彩文土器(中国では彩陶と称する)を代表する文化の中で、最も有名な遺跡。西安の東、滻河(さんが)(渭水の支流)の河岸段丘上にあり、1953年、火力発電所の建設工事中に、偶然発見された。現在、遺跡はドームで覆われて保存されている。半坡博物館の館長張礼智氏の話によると、「この国宝は6月9日から半坡博物館で1ヶ月間無料で展示するつもり」との事。

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