Record China 2022年8月11日(木) 0時0分
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猛暑が続く中国・浙江省杭州市で、地下鉄の低すぎる車内温度が物議を醸している。
猛暑が続く中国・浙江省杭州市で、地下鉄の低すぎる車内温度が物議を醸している。中国メディアの銭江晩報が8日付で伝えた。
杭州市ではこのところ、うだるような暑さが続いているが、同市の地下鉄のエアコンが利きすぎているようで、ネット上では「エアコンではなく冷凍庫」がホットワードになるほど。実際に利用したというネットユーザーからは、「本当に寒い。上着を持参してる」「2枚着ていても杭州地下鉄の冷凍庫には耐えられない」といった声が上がった。
一方で、「どこが寒いんだ?」「こういうキンキンに冷えたのが好き」「地下鉄だけが通勤時のオアシス」「寒いならバスを使えばいい。それも嫌なら自分でバイクを運転するか、徒歩で移動せよ」といった意見も出ている。
では、どれくらいの温度なのか。銭江晩報の記者が地下鉄5号線の車内の温度を計測したところ、乗客の乗り降りなど駅によって違ったものの、最も低い時で23.5度を示した。ある乗客は「外が暑くて汗をかいているので(車内が冷えて)冷房病になりそう」と話す一方、ある家族連れは「このくらいの温度でも快適」と話したという。
記事によると、1号線や2号線でも混雑状況によって差が出たものの、車内温度は乗客が多い場合で25~27度、乗客が少ない場合で23~26度だった。
杭州地下鉄1号線は昨年夏に「エアコンの設定温度が高い」と不満の声も出ていた。現在は、寒いと感じる人と快適と感じる人が多く、暑いと感じる人は少なくなったようだ。また、中には「長沙地下鉄のように半分の車両は温度を高めに、もう半分の車両は低めに設定すれば乗客が自分で選べるのに」「設定温度の違う車両を用意すればいい。西安地下鉄には強冷房車と弱冷房車がある」「窓を開ければ風が入ってくる。自然の風はエアコンの風よりも体に優しい」などと提案する人もいたという。(翻訳・編集/北田)
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