中国とベトナム、西沙諸島問題めぐる副首相級会談は物別れ―米メディア

Record China    2014年6月19日(木) 20時47分

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18日、中国の楊国務委員は訪問先のベトナムで、南シナ海での中国の石油掘削をめぐる両国の衝突について協議した。AP通信は消息筋の話として、「会談に前進はなかった」と伝えた。写真はベトナム・ハノイ。

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2014年6月19日、環球時報によると、中国の楊潔●(ヤン・ジエチー、●は竹かんむりに褫のつくり)国務委員は18日、ベトナムを訪問し、同国のファム・ビン・ミン副首相兼外相と、中国が5月初めに西沙(パラセル)諸島で石油掘削を強行して以来初めてとなる副首相級会談を行った。

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楊氏は、中国が西沙諸島で行っている石油掘削は「合法的で、合理的で、正常なもの」とする中国側の立場を重ねて表明した上で、ベトナム側に対し、妨害行為や新たな争議を招く行為を停止するよう求めた。

AP通信は消息筋の話として、「両国は各自の立場を主張し合い、譲歩する姿勢を少しも示さなかった」とし、「会談に前進はなかった」と伝えた。

米紙ニューヨーク・タイムズはベトナム外交筋の話として、「楊氏は南シナ海における中国側の利益をアピールすることに終始した」と指摘。「楊氏は協議のために来たのではない。中国の立場を表明し、石油掘削を行う海域における中国の主権を強調し、国際社会に中国非難を求めるベトナムに抗議するためだ」と報じた。(翻訳・編集/NY)

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