人民網日本語版 2022年8月12日(金) 10時50分
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女性が結婚相手を探す際には、「マザコンはお断り」が頻出度の高いフレーズとなっている。
母親の言うことをよく聞く子供は「いい子」に違いないというのはごく一般的なイメージかもしれない。しかし成長していくにつれて、「母親の言うことをよく聞く」のは逆にますますマイナスなイメージを持つ特徴となっていく。そして、女性が結婚相手を探す際には、「マザコンはお断り」が頻出度の高いフレーズとなっている。斉魯晩報が伝えた。
「マザコン」を意味する中国語の「媽宝男」は、母親の言うことをよく聞き、常に母親のことを第一に考えて判断・行動するような男性を指し、母親に溺愛されて育ったような男性も指す一種のネット流行語になっている。
■女性が「マザコン」を毛嫌いするワケは?
あるお見合いパーティーに参加した女性数人を取材したところ、1993年生まれの魏さんは、「マザコンだけは絶対に嫌」とし、その理由について、「マザコンの男性は自分の意見らしきものがほとんどないので、そんな人と付き合ったら、相手家族の言いなりになってしまい、一緒にいても私の思いなどには配慮してくれなさそうだから」とした。
また、80後(1980年代生まれ)の女性・劉さんは、「「今、離婚している男性の多くが『マザコン』だから。普段からそういうマザコンに接することも多い。彼らはいつも、『僕のお母さんはああだこうだ』と言い、そういう男性の母親も常に『うちの息子はああだこうだ』というのが口癖で、息子の嫁のことは気に食わないという場合が多い」と話す。
95後(1995~99年生まれ)の女性・呉さんも、相手男性に対する条件として「マザコンはお断り」とはっきり書いており、その理由について、「元カレがマザコンだった。普段からちょっとした問題に直面しただけで、すぐにあきらめてしまい、責任感に欠けていた。ずっと妥協していたけれど、小さなことが積み重なって、もうそろそろ結婚という時になって、結局別れた。この別れでとても傷ついたので、『マザコン』はもうこりごり」とした。
■「マザコン」の場合、嫁姑問題はさらにヒートアップ!
山東女子学院婦女研究・発展センターの副主任を務める家庭研究院の王慧(ワン・フイ)院長は、「『マザコン』は、考え方や認識の面で自立しておらず、何でも母親に決めてもらい、母親の意志が自分の決定や意志となる。中国では昔から嫁と姑がうまくいかないということが多く、女性が『マザコン』と結婚した場合、こうした嫁姑問題がさらにヒートアップすることになる。その上、『マザコン』は妻に対してきちんと対応することができないため、その結果、安心感を得られなくなってしまう女性が多い」と分析する。
そして、「『マザコン』の場合、その精神年齢も低い。母親の言うことをよく聞くだけでなく、母親の言っていることが正しいのか、間違っているのかを判断する能力すらない」と指摘する。
このようにますます多くの女性から毛嫌いされるようになっている「マザコン」は、どのように自分の問題を改善し、調整すればよいのだろうか?王院長は、「性格というのは変えることができるもの。しかし、成人した大人がそうするのは難しく、母親と息子の両方が同時に変わる必要がある」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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