東南アジア最大の歓楽街が閉鎖へ、取り壊し後は商業地に―台湾メディア

Record China    2014年6月19日(木) 22時55分

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18日、インドネシア第2の都市・スラバヤにある東南アジア最大の歓楽街「ドリー」が過去の存在となろうとしている。資料写真。

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2014年6月18日、台湾の中央通訊社によると、インドネシア第2の都市・スラバヤにある東南アジア最大の歓楽街「ドリー」が過去の存在になろうとしている。中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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スラバヤ市中心部に位置するドリー地区は1970年代に成立。隣のジャラック地区とともに「東南アジア最大の置屋街」とも呼ばれており、東ジャワ州などの農村出身の貧しい女性が多く性産業に従事している。各妓楼とも多数の女性を抱えており、全体で1000人を超える女性が身を売っているという。

しかし、改革を推進する女性市長のトリ・リスマハリニ(リスマ)市長はドリー地区の閉鎖を宣言。閉鎖期限は6月19日と目前に迫っており、取り壊した後は商業中心地として生まれ変わらせることを市長は約束している。官僚出身で敏腕として知られる市長は2010年の就任以来、市内の公園や港湾の整備、貧困者への医療・教育の無償提供を行い、高く評価されている。

ところが、今回の政策の成果には疑問の声も上がっている。同市では性産業は最も古い産業の1つで、これまでも過去の市長たちが地区の閉鎖を宣言しながらも、現地関係者の反対に遭って実現していなかった。

スラバヤ市は2010〜2013年に性産業従事者向けに他の職業に就くための能力開発を650人に行ったとしており、市長はこの地区閉鎖は900人の性産業従事者を搾取から救い、生活のための選択肢を与える計画であると説明している。(翻訳・編集/岡田)

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