フィギュアスケーターの羽生結弦さん（27）の気遣いと頭の良さが、中国のファンの間で話題になっている。

中国版ツイッター・微博（ウェイボー）の羽生さんのファンアカウントは15日、スポーツ報知の高木恵記者のツイッターの投稿を引用して紹介した。高木記者によると、羽生さんは10日の公開練習後にメディアの5分間の個別取材を25回こなした上、メディアごとに色紙に異なる抱負を書いていたという。スポーツ報知は「超越」という言葉を書いてもらったそうで、高木記者は「被らないように考えてくれたのでしょう。改めてすごいなと」とつづっている。

同ファンアカウントは、日本のファンの間でこの投稿が注目を集めており、あるユーザーからは羽生さんの集中力と精神力、そして周囲の人への配慮を称賛するコメントが書き込まれたことを紹介している。

このエピソードに、中国のファンからは「恐るべき心身、そしてさらに恐るべき大脳」「アニメでもこんな人書けないよ。恐れ入りました」「彼のこういう周到さと注意力には、本当に敬服せずにはいられない。理想的なお手本」「すごい！GOAT（Greatest Of All Time。史上最高）はどこへ行ってもGOAT」「しかも、強度の高い練習を終えた後でしょ。普通の人はハードな運動後には頭が空っぽになるのに」「彼って超能力か何かを持っているんじゃないかと毎回思う。あれもこれもこんなにすごいなんて」など驚きのコメントが寄せられた。

また、「この言葉を選んだところから見るに、ユヅも報知が好きみたいだね。高木さんと亨亨（矢口亨カメラマン）の勝利だ」「高木記者と亨亨はそれ（羽生から好かれる）に値する」といったコメントも書き込まれている。（翻訳・編集/北田）

個別取材について。5分全集中翌朝は目覚めから2時間動けず。これを25回って、ほんっとーに大変だったと思います。報知は抱負に「超越」の2文字をもらいました。で、色紙を手に戻ってくる記者が多かったのですがそれぞれ違う言葉が。被らないように考えてくれたのでしょう。改めてすごいなと。#羽生結弦

— Megumi Takagi/高木恵(スポーツ報知) (@megdale1021) August 15, 2022