Record Korea 2022年8月17日(水) 6時0分
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13日、韓国メディア・毎日経済は「日本製品不買運動のあおりで大幅に下がっていた中古日本車価格が、昨年末から上昇傾向にある」と伝えた。資料写真。
2022年8月13日、韓国メディア・毎日経済は「日本製品不買運動のあおりで大幅に下がっていた中古日本車価格が、昨年末から上昇傾向にある」と伝えた。
韓国内最大の中古車販売プラットフォーム「Encar」が昨年12月~今年8月の中古車相場を分析した結果によると、昨年12月の中古車の平均販売価格は前月より0.59%下落した。韓国産車は0.62%の下落、輸入車は0.56%の下落だった。11~1月は中古車市場の閑散期にあたり価格が下がるのが一般的だが、日本車は例外で「国産車の価格で買える輸入車」として人気の中型セダンの価格が上がったという。トヨタ「カムリ2.5XLEハイブリッド」は昨年11月の2623万ウォン(約266万円)から今年1月には2740万ウォンに、ホンダ「アコード2.4」(2016年型)も1379万ウォンから1428万ウォンに、それぞれ値上がりしている。
中古車販売の「K car」が1月に発表した価格分析でも、トヨタ「プリウス プライム」が前月比5.1%、「レクサスNX300h」が1.8%、「レクサスES300h」が1.4%上昇するなど、日本車の価格は上昇傾向にある。
中古車全体の価格が下がる8月に入っても、日本車だけは人気のハイブリッドモデルを中心に価格上昇傾向を維持しているという。
日本の中古車相場は、2019年7月から日本製品不買運動による直撃弾を受け、取り引き数が落ち込み、価格算定の基準も崩壊した。同年末まで毎月3~4%ずつ価格が下がるモデルもあったという。しかし、昨年は車載用半導体の供給不足による新車の出庫遅延が深刻化し、新車市場と中古車市場の両方で、日本車の需要が少しずつ回復したという。不買運動による販売不振の結果、在庫が十分にあったこと、出庫までの期間が相対的に短いことが理由に挙げられる。
また、今年は上半期に原油価格が高騰し、燃費のいいエコカーへの関心が高まったことも、中古日本車相場の引き上げにつながったと分析される。電気自動車(EV)の販売急増による充電問題、EV火災による不安感で、ハイブリッドカーが「最も現実的なエコカー」として見直されるようになったことも影響したとしている。
業界関係者は「日本政府とは違って、車はトラブルを起こさない。品質とサービスの良さも、需要と相場に影響している」と話しているという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「日本車は経済的だ」「技術力は日本車がやっぱり優れている。認めるべきところは認めよう」「真実だけを言おう。日本車はマジで故障しない」「車は性能、コスパ、利便性、どれを取っても日本車が最高だってことだ」「現実は現実だね」「日本車をくさしていても、日本を旅行する人は多い。日本車のニュースに文句を言う人たちは、ただお金がないだけでしょ」「現代自動車の品質はひどいからな」など、日本車に肯定的なコメントが多く寄せられている。
また、不買運動について「いまだに不買運動がどうとか言うほうが恥ずかしい」「韓国が輸入する日本製品の94%は基礎素材や中間財を含む精密部品だ。反日不買運動でターゲットとすべき対象は、日本製品を大規模輸入している大手メーカーにすべき」「任天堂のゲームやユニクロのコラボ商品は並んでも買うのに、日本車にだけケチをつけるなんて、とんだお笑いだ。今、日常で使っている物にはほとんど全て、日本の部品が使われているのに、なぜ壊さないの?。ネット上で愛国者ぶる無能な人たちにはうんざりだ」などのコメントも寄せられているが、その一方で「それでも日本車には乗らない」という声も見られた。(翻訳・編集/麻江)
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