民俗専門家、中国では「毎日300の集落が消えている」と指摘―中国

Record China    2014年6月21日(土) 20時6分

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19日、中国の民俗専門家は中国では毎日300の集落が消えていると指摘した。写真は中国の農村。

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2014年6月19日、「中国では毎日約300の集落が消え、改革開放から今まで、すでに500万余りの集落が消えてしまった。なぜ都市化にはこれらの古い『ボロ』をすべて取り崩さねばならないと提起するのか。新しい農村というと、ウォルマートやカルフールをすぐ導入しようとするが、それは農村なのか?」中国民俗学会名誉会長で、国家非物質文化遺産保護工作委員会の烏丙安(ウー・ビンアン)副主任はこのように語った。

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粗放な都市開発で取り壊されるのは、村落あるいは古い家屋だけでなく、祖先から続いてきた民俗や隣近所の(助け合い・譲り合いなどの)文化が取り壊され、人々の郷土への感情まで取り壊されている。烏副主任によると、フランスの小さな集落のパンには40種類余りの焼き方があり、それぞれの焼き方で焼いた味もみな異なり、決してチェーン店の味ではない。これこそが非物質文化遺産の伝承だ。フランスのような先進国もパン元々の味を残すことができるのだから、中国の都市化においても中国の歴史と文化を残さねばならない。

「都市化は非物質文化遺産を捨てることではなく、非物質文化遺産も都市化に反対しているのではない」と烏副主任は語った。(提供/新華網日本語版・翻訳/張一・編集/武藤)

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