人民網日本語版 2022年8月18日(木) 13時30分
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需給のミスマッチの影響により、複数種類の半導体価格が下落し、中には90%ダウンと急激に値下がりしたものもある。
過去2年間に、半導体産業のサプライチェーンが新型コロナウイルス感染症のために混乱を来したことから、半導体価格は大幅に値上がりした。それが今では、需給のミスマッチの影響により、複数種類の半導体価格が下落し、中には90%ダウンと急激に値下がりしたものもある。中国中央テレビ局(CCTV)が伝えた。
消費者向け電子製品の分野で、とりわけパネル用半導体、通信用半導体、アナログ半導体など多くの種類の半導体の中で、価格の低下幅がいずれも大きい。大部分の製品が過去2カ月間近くに価格低下幅が20%を超え、一部の半導体では90%を超えた。
最新の情報によれば、STマイクロエレクトロニクス社の半導体は電子制御システムのコア部品で、2021年に最もよく売れた半導体製品となり、市場価格は一時は1個3500元(約7万円)前後まで上昇したが、22年は600元(約1万2000円)前後まで低下し、低下幅は80%を超えた。一方で、もう一つの型番の半導体は、21年は1個200元(約4000円)前後を維持したが、現在の販売価格はわずか20元(約400円)前後で、最高価格のわずか10分の1になった。
専門家によると、世界の半導体市場を需要側から見ると、分化の動きがみられるのが実情だ。例えばスマートフォン関連の半導体は過去10年間に最も注目された半導体だったが、グローバル経済の不確実性が高まるにつれ、多くの消費者の消費意欲が押さえ込まれるようになった。このことが川上にある各種半導体の産業チェーン間のニーズに直接波及することは確実だ。
全体として見ると、感染状況が落ち着き、消費者のスマホやPCなどの消費者向け電子製品に対する消費者の心理が慎重になってニーズが鈍化し、消費者向け電子製品の買い換えサイクルが長くなるのにともなって、半導体市場は今、理性的な状態へと徐々に戻っているところだ。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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