人民網日本語版 2022年8月20日(土) 5時40分
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価格高騰の流れの中にあった半導体市場だが、今度は価格下落の状況が出現し、一部の製品は暴落して、下落幅が90%に達したものもある。
価格高騰の流れの中にあった半導体市場だが、今度は価格下落の状況が出現し、一部の製品は暴落して、下落幅が90%に達したものもある。中国新聞網が伝えた。
半導体の供給不足は緩和されたものの、新エネルギー自動車の普及率の急速な上昇に伴って、一部の自動車用半導体で供給不足の現象が起こった。電気自動車(EV)メーカーの威馬汽車の創業者・会長兼最高経営責任者(CEO)の沈暉(シェン・フイ)氏によると、目下の半導体価格の変動は暴落ではなく、回帰だという。
従来の自動車に比べ、新エネ車は半導体で直面するコスト圧力がより大きい。
一部の業界関係者と自動車メーカーによると、半導体の価格下落によって新エネ車が大規模に値下がりすることはないという。
中国自動車半導体産業イノベーション連盟の原誠寅(ユエン・チョンイン)事務局長は、「これまでの価格高騰は全てが半導体がらみではない。というのも大口商品が軒並み値上がりしたからだ。ニッケル、鉄鋼、アルミ、さらには正極と負極も含めて軒並み値上がりしているので、全ての原因を半導体に帰すわけにはいかない」との見方を示した。
沈氏は、「半導体価格の下落により車のランニングコストが一層低下するだろう。このほどオーナーから、LEDライトのメンテナンスには数千元かかるので、衝突したら大変で、修理もできないとの声が上がっていた。このたびLED発光半導体と駆動半導体が30%から40%値下がりした。こうしたパーツの価格は、純正品も非純正品も大幅に値下がりするだろう」と予想した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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