元慰安婦が国会警護員を暴行で告訴へ「誠意ある謝罪ない」=韓国ネットには「さすがにやり過ぎ」の声も

Record Korea    2022年8月19日(金) 12時10分

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18日、韓国・JTBCは、元慰安婦の李容洙さんが韓国国会の警護責任者を暴行容疑で告訴すると伝えた。写真は韓国国会。

2022年8月18日、韓国・JTBCは、元慰安婦李容洙(イ・ヨンス)さんが韓国国会の警護責任者を暴行容疑で告訴すると伝えた。

記事によると、国会の警護員らは4日にナンシー・ペロシ米下院議長が国会を訪問した際、李さんに対して“過剰警護”をしたとして物議を醸した。

当時李さんは慰安婦問題の早期解決を求める書簡をペロシ議長に渡すため国会で待機していたが、一部の警護員がペロシ議長の動線を確保するため李さんの乗っていた車いすを引っ張り、その過程で李さんは車いすからずり落ちてしまった。

李さんは血圧が急上昇するなど精神的ショックを受け、病院に入院した。現在は退院して自宅で安静に過ごしているという。

国会関係者は「国際的な外交行事で事前に約束せず会おうとするのは外交的非礼だ」「会場への出入りが許可されていない人は原則として制止する」との立場を示した。また、国会の事務総長と警護担当者が李さんの元を訪れ、近日中の面会を約束するなど「礼儀を尽くした」と説明したという。

一方、李さんは「国会から正式に謝罪を受けていない」と主張している。李さん側関係者は「事件直後に国会議長秘書室長があいさつをしに来たが、それ以降は連絡すらない」「現場で事務総長を見た人もいない上、面会の約束も聞いていない」などと説明し、「誠意ある謝罪を受けるため告訴状を提出する考えだ」と話したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「国会の警護員が国民を守るどころか危険な目に遭わせるなんて」「告訴して厳罰を与えてほしい」「政権が代わった途端に冷遇される慰安婦被害者」「親日尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の方針だ」「出迎えに行かないことの方が外交的非礼だよ(ペロシ氏が韓国の空港に到着した際、韓国政府関係者の出迎えはなかった)」など警護員や尹政権への批判的な声が上がっている。

一方で「慰安婦問題は掘れば掘るほどビジネス関与の事実が出てくる。いつまで続けるのか」「李さんの慰安婦関連の供述は一貫していない。本当に慰安婦被害者なのだろうか」「お金も拒否し、謝罪しても『誠意が足りない』と言う。一体どうすれば満足するのか」「慰安婦問題をなぜ米下院議長に?誰に頼まれているの?」など李さんへの厳しい声も多い。

その他「慰安婦問題に関しては全面的に被害者の味方だけど、今回のは暴行とはいえない」「告訴はさすがにやり過ぎでは」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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