映画に向けた若手の思い、北京国際映画祭で専門フォーラム

CRI online    2022年8月19日(金) 17時20分

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第12回北京国際映画祭で17日、若手の映画関係者によるフォーラムが行われ、中国の映画監督や脚本家、学者7人が映画制作に向けた思いを話し合いました。

第12回北京国際映画祭で17日、若手の映画関係者によるフォーラムが行われ、中国の映画監督や脚本家、学者7人が映画制作に向けた思いを話し合いました。

中国の代表的な若手映画監督で、中国映画の金鶏賞や金像賞を受賞したヒューマンドラマ映画『薬の神じゃない!(原題:我不是薬神)』を監督した文牧野は、映画の登場人物の設定について、「『薬の神じゃない!』の撮影前は4カ月かけて医師や患者、医療情報担当者(MR)を尋ねた。また、『奇蹟・笨小孩(Nice View)』の撮影前はさまざまな人材派遣市場、電子機器メーカーを訪れた。映画を作る前に大量の取材や調査、情報収集をしておくことが必要である」との考えを示しました。

今年のカンヌ国際映画祭の短編パルム・ドールを受賞した短編映画『海辺昇起一座懸崖(The Water Murmurs)』でメガホンを取った陳剣瑩監督は「外部の人たちが見たいものを撮るのではなく、時代の流れにくっついて、今の時代に感じたことと今の中国人の生活を、自信をもって表現することが私の目標だ」と述べました。

また、李亘監督は、自らの日本留学経験をもとに作った映画『如果有一天我将会離開你(Before Next Spring)』を例にして、「(私のストーリーを演じてくれた)主役と脇役の両方を輝かせたかったが、まだ新米監督で能力が足りないので、どちらか1つ選ばなければならなかった。理性的に考えた結果、脇役のストーリーをなるべく多くの人に見てもらいたいので、大きな分量を割ることにした。他人を助けることは、自分にとってもプラスになると思う」との体験談を紹介しました。

北京師範大学映画・テレビ・メディア学部の陳剛学部長は、中国の若手監督の特徴について、「非常に産業意識を持っている。映画という芸術と科学技術の融合を意識している。バーチャル・リアリティ(VR)、モーションキャプチャ(Mocap)の利用など、若手監督は先頭に立っており、中国映画の産業化に重要な貢献をしている」と評価しました。(提供/CRI

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